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全日本ラリー新城:73台が集結し、3クラスで最終決戦

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全日本ラリー選手権第9戦新城ラリーのエントリーリストが公開された。選手権クラスに54台、オープンクラスに19台の計73台がエントリーしている。このうち、まだドライバーズチャンピオンが決定していないクラスはJN6、JN2、JN1の3クラスとなっており、新城の地で最終決戦を迎える。

まだチャンピオンが確定していないJN6クラスには、ランキングトップの奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションX)と、それを追う地元の勝田範彦/石田裕一、新井敏弘/田中直哉、前戦高山ラウンドで優勝を奪った鎌田卓麻/市野諮らのWRX STI勢を含め、10台が名を連ねた。奴田原、勝田の一騎打ちは2013年以来3年ぶり。前回は奴田原がラリーを制したものの、勝田がタイトルを決めているが、今年はどのような結末が待っているのか。

すでに柳澤宏至がドライバーズタイトルを決めたJN5クラスは、コ・ドライバーズタイトルを残すのみ。ランキング首位の中原祥雅のライバルである豊田耕司は、九州チャンピオンの松尾薫のナビシートで、チームTOYOTA GAZOO Racingから最終戦に挑む。ラリーRR車両では、新井大輝/小坂典嵩がシトロエンDS3 R3-MAXで3戦目の出場を果たすほか、キャロッセからもDS3 R3-MAXで牟田周平/加勢直毅が参戦。GT86 R3のヘイキ・コバライネン/北川紗衣は新城の舗装路で真価を発揮できるか。

曽根崇仁/桝谷知彦(トヨタ86)が初チャンピオンを獲得したJN4クラスは、山口清司/島津雅彦と石川昌平/石川恭啓(いずれもトヨタ86)のランキング2位争いに注目。三菱コルトラリーアートを駆り北海道で3位に入賞した伏兵・木村謙治/山田真記子のターマックでの戦いも気になるところだ。

また、JN3クラスは今季最多の11台がエントリー。チャンピオン天野智之/井上裕紀子と加藤英祐/塩田卓史が、豊田自動織機ラリーチームとしてヴィッツ2台体制で地元愛知に凱旋。勝田貴元/足立さやかはチームTOYOTA GAZOO RacingがプリペアしたNCP131ヴィッツでJN3クラスに挑戦するが、そのミッションはなんとCVT。どのようなマシンなのか注目だ。そのほか、デミオ、RX-8、フィットなど、多様な車種が集まっている。

チャンピオン争いが続くJN2クラスは明治慎太郎/北田稔(トヨタ86)と小濱勇希/馬場雄一(スバルBRZ)による最終戦決戦。タイトルの可能性はないものの、群馬で優勝を果たした山本悠太/安藤裕一(トヨタ86)もキーマンのひとりだ。果たして誰が優勝&チャンピオンに輝くのか。

そして、今季バラエティに富んだ車種が参戦し、観る者を楽しませてくれたJN1クラスは13台のなかに10車種が参戦。チャンピオン争いはZC32Sスイフトの須藤浩志/新井正和とZC31Sスイフトの鈴木尚/山岸典将の師弟対決だが、FF使いの関根正人/木村裕介が同じくZC32SスイフトでJN1クラスに挑戦。調子を上げているマーチNISMO Sの伊藤隆晃/大高徹也、AE車両のトヨタ・アクアで参戦するいとうりな/織田千穂組にも注目だ。

そのほか、オープンクラスには歴代インプレッサ/WRX STIやインテグラタイプR、MR-Sなどで地方戦の有力選手が挑むほか、海外ラリー挑戦を果たした東京大学&ホンダ学園のTE27レビンやSB1シビック、ヨタハチなどのクラシックカーも参戦しており、最終ゼッケンまで目が離せない。

新城ラリーは11月5日〜6日にかけて、愛知県新城市の新城総合公園を中心に開催予定だ。

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