シトロエン「新しいステージでも劇的には変わらない」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

シトロエン「新しいステージでも劇的には変わらない」

 

今週末に開催されるラリーポーランドは、フィンランドと並ぶ高速グラベルラリー。昨年のミコライキでは、平均時速が120kmにも迫るほど。マシンのセットアップとドライバーの自信、どちらも欠かさずに噛み合う完璧なパッケージが求められる。

シトロエン・トタル・アブダビ・ワールドラリーチームはこのポーランドに、クリス・ミークとマッズ・オストベルグがエントリー。今年のポーランドは、ステージのほとんどが新設となるが、基本的な性格に劇的な変化はないとチーム代表のイブ・マトンは語る。
「ルートの90%が変更を受けるが、ここの特徴的な路面にどう対応するのか我々はよく分かっている」とマトン。
「スポーツ面からは、非常に興味深いイベントになるだろう。我々のドライバーたちは、こうしたステージが大好きだ。マッズは昨年のポーランドで速さを発揮したし、クリスは2006年から参戦しているのでこの周辺のことをよく分かっている。好リザルトを目指して準備を進めている」

今季はここまでリタイアなしでポイントを獲得しているオストベルグは「アイティナリーはフィンランドに似た感じになってきた」とコメント。
「速度粋はとても高く、タイヤの摩耗を気にしすぎることなくプッシュすることができる。ラフなラリーが続いたので、違うスタイルのドライビングができる。ポーランドではここ数年、速さを発揮できているし、サルディーニャでもいろいろ試したことがあるので、好リザルトを狙いたい」

一方のミークは、ポーランド入りの前にグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに参加。
「モータースポーツファンにとってビッグイベントだし、ドライバーにとっても特別なイベントだった」とミーク。
「モータースポーツ界の様々な分野の人々が一堂に会して、余計なプレッシャーなしに楽しめる。あの場でDS 3 WRCをドライブすることができて、本当にうれしかったよ」

「でも今はポーランドに100%集中する。ラフグラベルが続いたので、高速のコースがうれしいね。ポーランドの道は大好きだし、DS 3 WRCも特にアルゼンチンでの勝利などコンペティティブなところを見せられている。さらに高速ステージでの動きもいい。ポディウム争いに絡んでいきたいね」



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