ケトマーがR5“相当”のミラージュでラリー北海道エントリーへ – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ケトマーがR5“相当”のミラージュでラリー北海道エントリーへ

©Mpart AB

9月23〜25日に北海道で開催されるAPRCラリー北海道に、フィンランドのヤリ・ケトマーがエントリー準備を進めている。マシンは、スウェーデンのMpart AB(前身はラリーアート・スウェーデン)が製作する三菱ミラージュR5。R5と銘打ってはいるが、FIAホモロゲーションは取得していない。そのため、ラリー北海道ではFIA地域選手権規定でAPRCへの参加が認められている“ASN規定車両”としてのエントリーとなる模様だ。ただ、R5“相当”ではあるが、仕様はFIAのR5規定に忠実に合致するという。

Jarno Saari

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ドライバーのケトマーは、WRCラリージャパンに参戦した経験も持つベテラン。ミラージュR5の開発では多くのテストセッションでドライバーを務めており、すでにスノー、グラベル、ターマックでの路面を走り込んでいるという。今季は、このミラージュR5で、フィンランド、英国のラリー選手権に参戦。勝田貴元、新井大輝も参戦したフィンランド選手権バークナラリーでは、マシンにエンジントラブルを抱えながらも4位でフィニッシュを果たしている。

Jarno Saari

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ラリー北海道の参戦についてケトマーは「素晴らしいステージであることは知っているから、また日本で走ることを楽しみにしている」とコメントしている。
「このマシンを広めるためにも、できれば2017年にはAPRCをフルシーズン戦うことを目指している。そのためにも、今回のラリー北海道でいい走りをすることが自分の課題だね」と抱負を語っている。ラリー北海道では、最近施したばかりのフェイスリフト版が登場する見込みだ。

「このミラージュR5はとてもいいマシンで、ハンドリングがよくドライビングがしやすい。今までドライブしたR5マシンのなかでもベストだよ!」とマシンを絶賛するケトマー。
「開発当初は、R5のトップマシンほどパワフルではなかったので、エンジン関連に多く労力を費やした。今はさらに開発を進めており、先日は新しいフェイスリフトを投入したばかり。これで、エンジンの空気量増加が期待できる」



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