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シュコダ、最大市場のAPRCチャイナ戦へ出陣

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シュコダは今週末開催されるAPRC第3戦チャイナラリー張掖に、ファビアン・クレイム、ガウラブ・ギル、2台のシュコダ・ファビアR5をチームMRFからエントリーさせる。

今年のAPRC中国戦は開催地が変わり、甘粛省張掖(ちょうえき)市が拠点となる。市域内には砂漠が存在しており、気候区も砂漠気候に属している。ドイツ出身のクレイムにとって、砂漠地でのラリー参戦は初めての経験だ。

一方、開幕2戦で連勝と好調のギルにとっても、張掖でのラリーは初めて。コ・ドライバーのグレン・マクニールは、WRCフィンランドにてR5マシンでWRC初参戦を果たした新井大輝のパートナーを務めた後の中国入りとなる。

シュコダにとって、最大規模の市場となる中国での国際格式ラリー参戦は大きな意味を持っており、もちろん優勝を狙っていく。

「中国は、シュコダブランドにとって主要の市場。だから、ここでベストのパフォーマンスを見せて優勝を目指すことに、何の不思議もない」とシュコダ・モータースポーツのディレクター、ミハエル・ハラバネクは語る。
「まったく新しい地でのラリーとなるので、大変な試みではあると思う。しかし、シュコダのドライバーたちは今季、素晴らしい仕事をしてくれており、中国でも上位争いを展開してくれると確信している。」

現在、選手権リーダーに立っているギルは「今季は、これ以上ない素晴らしい滑り出しができている。2勝していることで、選手権争いではいいギャップができているが、争いは厳しさを増しており気を抜くことはできない」

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しかし、選手権2位で追う若きチームメイト、クレイムにも、タイトルチャンスは十分に残っている。舗装戦で構成されているドイツ選手権でキャリアを積んできたため、今季APRCの開幕戦に参戦するまでグラベルラリーを経験してこなかったクレイムだが、開幕2戦ではいずれもギルに続く2位でフィニッシュを果たしている。

「今季は、本当にたくさんのことを既に学んだ。自分の成長にはとても満足しているよ」とクレイムは謙虚に語る。
「APRCでは新人だけど、開幕2戦を終えて選手権2位につけられていることは、素晴らしい内容だ」

なお、クレイムは今年、APRCに併行してドイツ選手権にも参戦を続けており、7月にはファビアR5でテューリンゲンラリーを制し、選手権リードを広げている。クレイムは、8月に開催されるWRCドイツにも参戦予定とのことだ。

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