WRCドイツ:プレ会見「望んでいるのは公平な戦い」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCドイツ:プレ会見「望んでいるのは公平な戦い」

©VOLKSWAGEN

WRCドイツのスタート前に行われたイベントカンファレンスの内容(抜粋)。雨になればマディになるドイツのターマックステージ。雨の可能性も見られていることから先頭走行の利が回ってくるオジエだが、必ずしもそれを望んでいるわけではないことを、ここまでグラベル掃きで苦労したことを含ませるかのように強調した。

●WRCプレイベントカンファレンス出席者
エリック・カミリ=EC(MスポーツWRT)
セバスチャン・オジエ=SO(フォルクスワーゲン・モータースポーツ)
ダニ・ソルド=DS(ヒュンダイ・モータースポーツ)
オィット・タナック=OT(DMACKワールドラリーチーム)

M-Sport/McKlein

M-Sport/McKlein

Q:
エリック、フィンランドではかなり大きなアクシデントになったが、君自身と、自信のレベルは問題ないか。プレイベントテストはどうだったか。
EC:
とても大きなクラッシュだった。自分たちの速さを証明しようとしていた。フィンランドの参戦は2回目だったし、WRカーでは初めてだった。速く行こうとしていたが、残念ながらクラッシュしてしまった。今朝、マシンに乗り込んだ時のフィーリングはいつもと同じ。クラッシュはもう、過去の話だ。

Q:
ラリードイツは、2014年にきみがWRC3に参戦していた時にマルコム・ウィルソンが初めて目に止めたイベントで、今やMスポーツWRTの一員だ。今回はいいリザルトが出せる手応えはあるか。
EC:
たぶんね、そう思いたいよ。かなりハードになるかもしれないが、またドイツに来れてとてもうれしいよ。2年前、僕はここでJWRCのキャリアをスタートさせた。とてもいい思い出だし、去年はWRC2で2位に入ったから、僕らには相性がいい。今朝のシェイクダウンは、順調だった。ベストを尽くすよ。

Q:
このイベントで一番チャレンジングな部分は何だと思うか。ブドウ畑か、あるいは別のところか。
EC:
軍事施設は、他とは全く違うエリアだと思う。ブドウ畑では上位についていくことが目標、軍事施設のステージではパンクを避け切ることのが課題だ。

Q:
セブ、今戦は、昨年のコルシカ以来となるフルターマック戦だ。ドイツに向けての自信はどうか。
SO:
フィーリングはいいよ。とても安心している。また舗装戦を迎えて、本当によかったよ。今戦をとても楽しみにしている。戦いは過酷で、シェイクダウンでも分かる通り、速いドライバーがたくさんいる。非常に面白くなりそうだ。

Q:
このイベントは天候が結果を大きく左右するので、毎年リザルトが大きく違う。この週末は雨が降ると思うか?
SO:
いつも通り、ちょっと不安定のようだね。少なくとも今日の午後は少し雨が降るらしいから、ステージでもウエットのエリアがあるかもしれない。ウエットになったらマディでダーティになるから、先頭でスタートする自分には有利だ。しかし、それは望んではいない。僕はいつでも、正々堂々と公平な戦いをしたいと思っている。

Q:
ドイツには何度も参戦している。最もチャレンジングなのは何か。
SO:
どこにも試練があると思う。ブドウ畑はナローで正確に攻めなくてはならないので、もちろんチャレンジングだ。軍事施設でも、いつも違うことが起こる。タイヤマネジメントも重要だし、パンクの懸念もある。それを避け切りたいが、トラブルやパンクを避けるのは、賭けのようなところもある。

Q:
そしてタイトル争いだが、手応えはどうか。大差を築いているので、4連覇にも自信を感じているのでは。
SO:
今はいい位置にいるが、まだ5戦残っているので獲得できるポイントも十分残っている。グラベルの6戦は自分にとってすごく厳しかったので、これを終えた時点でこのギャップがあるのはとてもうれしい。しばらく勝っていないので、また勝てればすごくうれしいだろうが、一方でもちろん選手権のことも考えなくてはならない。もしこの週末をポディウムでフィニッシュできれば、いい結果と言えると思うが、ポディウムを狙ってはスタートしない。目指すのは優勝だ。

Hyundai Motorsport

Hyundai Motorsport

Q:
ダニ、復帰おめでとう。負傷でフィンランドを欠場したが、今は完治したのか。
DS:
もうよくなったし、ラリーで戦う準備はできている。自分の好きなイベントだし、ブドウ畑や軍事施設を走るのは、すごく楽しい。いい週末になると思うよ。

Q:
このドイツでの勝ち方を知っていると思うが、今回に向けての自信のレベルはどうか。勝つための準備はできているか。
DS:
もちろん、たくさんのドライバーが優勝を狙ってくる。難しいが、優勝争いにからむことができればすごくいいね。セブや他のドライバーも、いつも通りに全力で挑んでくるに違いない。このラリーでは、いろいろな可能性を秘めている。通常、天気は変わりやすいので、タイヤチョイスも難しい。面白くなりそうだ。

Q:
オット、まずはご結婚おめでとう! 既婚男性としてWRCを迎えるのは、気分は違うか。
OT:
何も変わりはないが、少なくとも家に帰るとすべて整っている。

REDBULL

REDBULL

Q:
ここ数戦、素晴らしいパフォーマンスを披露しており、WRC優勝目前まで迫った。ターマックでも同様の走りが見られるか。
OT:
この進捗は、ごく普通のことだと思う。1年1年、経験は積まれていくものだ。そうすれば、勝つために何が必要か、理解しはじめる。少なくとも、自分はその位置に来たので、手応えはある。もちろん、ここから舗装戦が続くのでまた状況は新しくなる。路面としてはあまり好きではないが、何とか克服しているし、DMACKは新しいタイヤを投入する。

Q:
そのDMACKの新しいタイヤのパフォーマンスはどうか。
OT:
3月か4月以来、ターマックタイヤの作業に懸命に取り組んできた。スリックタイヤを開発するのは、一番難しい作業だ。グリップと舗装でのフィーリングは、かなり違っている。簡単ではないが、順調だよ。



ワールドラリーカレンダー2021発売中!!