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WRCフィンランド:プレ会見「こんなに長くWRCにいるなんて」

©VOLKSWAGEN

WRCフィンランドのスタート前に行われたイベントカンファレンスの内容(抜粋)。 フィンランド3連覇がかかる地元のヤリ‐マティ・ラトバラは今回がWRC参戦164戦目となり、フィンランド人としては最多となることについての気分を問われた。

●WRCプレイベントカンファレンス出席者
クリス・ミーク=KM(アブダビ・トタルWRT)
オィット・タナック=OT(DMACKワールドラリーチーム)
ティエリー・ヌービル=TN(ヒュンダイ・モータースポーツ)
ヤリ‐マティ・ラトバラ=J-ML(フォルクスワーゲン・モータースポーツ)

Q:
クリス、前回WRC戦に参戦した時は、ラリーポルトガルのウイナーとして真ん中に座っていた。今週末のフィンランドでは、何が果たせるか。
KM:
今回も最善を尽くすだけだが、1年のこの時期にラリーフィンランドに来るのは、いつもワクワクするよ。今年はプログラムは制限されているから、その中にフィンランドが入っていてよかった。このイベントでは、いつも気が引き締まるからね。ここ2年、フィンランドではいい速さが出せていたが、ヤリ‐マティのようなドライバーを脅かすことはできなかった。来年、シトロエンは再びWRCに専念しての活動を再開するし、新しいマシンも出てくる。この週末に向けての、自分の限界は分かっているし、マシンの限界がどの部分なのかも分かっている。そのことを頭に入れて、とにかく経験を積んで、来年、フルパッケージが整ったら攻めていきたい。

Q:
今年は、あのオウニンポウヤが逆走の設定だ。これでどんなチャレンジが待っていることになるか。
KM:
どのステージを攻める時もチャレンジだし、オウニンポウヤがどちらの方向でも関係ない。フィンランドで新しいステージを見る時は、通常はいつもよりもシンプルだ。オウニンポウヤのようなステージを逆に走る場合、頭の中には目印がたくさん浮かんでくるし、いつもの方向のような速さを出すこともできるが、決して同じではない。いつもより巻き込んでいるし、逆方向でクレストを見ると、明らかに同じではない。大きなチャレンジだ。ここで差をつけられるチャンスもあると思う。同じステージを毎年同じ方向で走っていたら、差は詰まってきてしまう。主催者がいろいろなチャレンジを盛り込んでいくのはいいことだと思う。新しいステージもあるが、逆走のオウニンポウヤは、チャレンジだ。

Q:
オット、ラリーポーランドから3週間が経ったが、同じく高速ステージだ。今週も同じようなパフォーマンスを期待していいか。
OT:
基本的には、僕らのパッケージは整っているという感じだ。上位に食いついていきたいと思っている。もちろん、フィンランドはポーランドよりも格段に難しい。僕に言わせれば、同じなのは速度だけで、その他はすべて違うと思う。常にアップダウンがあるし、ブラインドコーナーや大ジャンプもある。今年は、ステージの少なくとも半分は新しいので、こうしたステージを初めて走るのは大仕事だ。何も問題はないと思うが、高速だから何が起こるか分からないよ。

REDBULL

REDBULL

Q:
ラリーフィンランドはいつも接戦だが、今年はチームやドライバーもかなり調子を上げてきているので、これまで以上に僅差になるだろう。おそらく優勝のチャンスがあるドライバーが8人はいるのでは。どう考える。
OT:
間違いなくタイトにはなると思う。高速ラリーだし、ここではあまり差がつかない。でも、常に限界で走るには、適したリズムとフィーリングをつかまなくてはならない。すべてがかみ合わなくてはならない。間違いなくビッグバトルになるし、誰よりも速く走りたければ、もちろん限界まで攻めなくてはならない。

Q:
ティエリー、ここのところ素晴らしいリザルトを残しているが、ラリーフィンランドを前にどんな気分か。
TN:
前戦から特に変わりはないが、最初のステージをスタートする前は、もしかしたら少しナーバスになるかもしれない。でも、一度始まってしまえばプレッシャーはなくなるし、走りをエンジョイしながら、最高の仕事をするために集中するだけだ。フィーリングはかなりいいよ。

Q:
ヒュンダイは高速のオープンロードがより合っているようだが、マシンにはハッピーか。
TN:
数日前のテストはいい内容だったし、マシンはこれまでにないほど扱いやすい。もちろん、今朝の道はテストよりもスリッパリーだったし、トラクションに苦労したから、それを調整しようと思う。シェイクダウンの最後の2本の走りはよかったが、道もよくなっているようだ。速さを出せる自信はあるが、ラインにあまり雨が乗らないで、どのステージもグリップコンディションがいいままであってほしいね。そうすれば僕らのマシンは速い。

Q:
ヤリ‐マティ、母国に帰り、ラリーフィンランド3連覇がかかっている。地元ファンの前に戻ってくる事はどれだけ特別なことか。今年も勝てるか。
J-ML
もちろん、僕にとってとても特別なイベントだ。フィンランドは他の国からもたくさんの観客が集まる。誰だって、母国のイベントを走る時はよりモチベーションが高まるし、優勝を狙う決意もより固い。僕にとっても同じだ。

Q:
新しいステージがあるが、地の利は活かせるか、またはまったく白紙状態なのか。
J-ML
基本的に、アイテナリーが発行された時点で、このステージを知っているWRCドライバーはいなかった。僕も経験がない。2008年にこの方向で最初の15kmを走ったが、覚えていないし、オンボード映像も見つけられなかったから、何も言えることがない。

Q:
君はまだ31歳だが、今晩のSS1をスタートすれば、WRC164戦目となり、最も経験豊富なフィンランド人WRCドライバーとなる。その気分は。
J-ML
壮大な数字という感じがするよ。自分がこんなに長くWRCにいるなんて、信じられない。でも、17歳の時にスタートして、今31歳。思っていたよりも早く時が過ぎたが、それでもまだまだ学びたいことはたくさんある。ユハ・カンクネンが引退したのは42歳、カルロス・サインツは45歳だったと思う。だから、すべてが順調に行けば、少なくとも40歳までラリーを続けられる可能性はある。とても興味深い数字だが、もっとやれることはあると思っている。



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