アブダビ・トタル、フィンランドに3台のDS3を投入 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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アブダビ・トタル、フィンランドに3台のDS3を投入

©CITROEN

今週末に開催されるラリーフィンランドに、アブダビ・トタルWRTはクリス・ミーク、クレイグ・ブリーン、ハリ・アル‐カシミの顔ぶれで3台のシトロエンDS3 WRCをエントリーする。

サルディニア、ポーランドをスキップしているミークだが、その前のポルトガルでは今季初勝利をマーク。それ以来の参戦となるこのフィンランドでは、2017年の本格復帰をいいかたちで迎えるための経験を重ねる狙いだ。
「フィンランドは、WRCシーズンの中でも独特の一戦だ」とミーク。
「2013年にはシトロエン・レーシングから初めてエントリーし、その翌年にはポディウムフィニッシュを果たしている。今年は全戦には参戦していないが、フィンランドは絶対にプログラムに入れると決めていた。ポルトガルでは優勝を飾ったが、このフィンランドでこれといった目標は立てていない。最善のかたちで学び、理解を深め、自分自身で楽しみたい。今回は新しいSSが多く、オウニンポウヤも通常とは逆の方向で走行するから、新しいアプローチで攻めなくてはならない」

一方、今季からWRカーでの挑戦が始まったブリーンは、スウェーデンで8位、ポーランドで7位と順調な滑り出しを見せている。同じく高速ラリーのポーランドでの経験を、このフィンランドでもつなげていく構えだ。
「もちろん、今季参戦したこれまでの2戦よりも、しっかり準備ができているという手応えを感じているよ!」とブリーン。
「1カ月前の(ポーランドでの)経験を活かすことができる。ミスなく安定した展開を見せなくてはならないが、いけると感じた時は少しハードに攻めたい。フィンランドはこれまで6回参戦しているし、2年前はWRカーで参戦したが、その時は父がメカニックを、母がケータリングを助けてくれていたから、状況はまったく違うね! この時の家族からの力添えが、今の僕につながったんだ」

アル‐カシミは、ミーク同様ポルトガル以来のWRC参戦。フィンランドにはこれまでに6回参戦した経験を持ち、2009年の総合9位がベストリザルトだ。
「またフィンランドに参戦するのが待ち切れない」とアル‐カシミ。
「昨年からの経験を活かすこともできるが、SSの多くは設定が変わっているので、レッキでしっかり集中していいノートを作らなくてはならない。ポルトガル以来の参戦なので、調子をつかむのに少し時間がかかるかもしれないが、クリスとクレイグには、アブダビ・トタルWRTの誇りにかけて戦ってもらいたい」

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