ERCエストニア事前情報:「アクセル踏みっきり」の超高速グラベル – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ERCエストニア事前情報:「アクセル踏みっきり」の超高速グラベル

©ERC / Gregory Lenormand / DPPI

今季全10戦で構成されるERCは、7月15−17日に開催される第6戦ラリーエストニア(グラベル)から、シリーズ後半戦に突入する。

シリーズに組み込まれたのは2014年とERCとしては比較的新しいイベントだが、高速、ビッグジャンプ、大観衆とその魅力は既にシーズンの人気イベントとしての地位を確立するに十分。オテパーを拠点にエストニア南東部で開催されるが、スタートとフィニッシュは、エストニア第2の都市、タルトゥで行われる。

7月15日は2.95kmのステージで予選を行った後、16SS・211.45kmを走行する構成。開幕は、15日夜にタルトゥの市街地で行われるショートステージ。16日は、イベント最長のルーアを含む9SS。この日、エルヴァで行われる最終ショートステージには、競技走行の前にオット・タナクがクロスカートで登場する。最終日の17日には6SSが設定されている。

シリーズリーダーのカエタン・カエタノビッチは、WRCポーランド戦でWRCデビューを果たしたばかり。今季はまだERCでの勝利がないが、エストニア初参戦となった2015年は首位と僅差の2位につけており、ポーランドにも似た高速グラベル戦で今季初勝利をマークしたいところだ。
「こんなに長い間、アクセルをべた踏みしなくてはならないラリーは、他に知らないよ」とカエタノビッチ。
「気持ち的には、レッキの時点からとても厳しい戦いが始まる。どれだけ高い回転数で攻めなくてはならないのかと想像するだけで、気持ちを奮い立たせなくてはならない。どこで曲げるのか、どこでブレーキを踏むのか、どんな姿勢でコーナーに進入すればいいのか、などなど」

「だから、エストニアではミスをしやすい。ここでポイントを獲得するのは、難しいんだ。成功を収めるには、経験と勇気、自分の能力への信頼、自信、速いマシン、完璧なペースノート、そしていつも通り少しの運が求められる。勝つためには、このすべてを完璧に組み合わせなくてはならない。同時に、アクセルは踏みっきりだ」

ERC / Gregory Lenormand / DPPI

ERC / Gregory Lenormand / DPPI

そのエストニアで昨年、並み居るR5マシンを制して勝利を飾ったのは、三菱ランサーエボリューションXのアレクセイ・ルキヤナクだった。ルキヤナクにとってのERC初勝利、そしてグループNマシンでERCでの総合優勝も史上初の快挙だった。

「今季はここまで、ミスやトラブルはあったがポジティブな内容」とルキヤナク。
「5戦で勝者が5人という混戦なので、ポイントの点では大きなギャップを作っている者はいない。今季は強豪がたくさんいるので、とてもエキサイティングな争いになっている。自分はラリー経験のほとんどをエストニアで積んだ。このコンディションをR5マシンで走る事に慣れなくてはならないが、何とかなると思う」

ワールドラリーカレンダー2019