WRCポーランド・ポスト会見「いつかいいこともある」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCポーランド・ポスト会見「いつかいいこともある」

©REDBULL

WRCラリーポーランドのフィニッシュ後に行われたイベントカンファレンスの内容(抜粋)。WRC初優勝を奪ったパンクについて聞かれたタナク。必死の状況を説明し、あまりに受け入れがたい結末を飲み込むように回答した。

●WRCポストイベントカンファレンス出席者
1位:アンドレアス・ミケルセン=AM(フォルクスワーゲン・モータースポーツII)
1位:アンデルス・ヤーゲル=AJ(フォルクスワーゲン・モータースポーツII)
2位:オット・タナク=OT(DMACK WRT)
2位:ライゴ・モルダー=RM(DMACK WRT)
3位:ヘイデン・パッドン=HP(ヒュンダイ・モータースポーツ)
3位:ジョン・ケナード=JK(ヒュンダイ・モータースポーツ)
ヨス・カピート=JC、フォルクスワーゲン・モータースポーツ代表

VOLKSWAGEN

VOLKSWAGEN

Q:
アンドレアス、なんて結末だ。2度目のWRC優勝について、今の気分は。
AM:
フィーリングはといえば、もちろん素晴らしいよ。いい走りができたと思うし、おそらくこれまでで一番のパフォーマンス。開幕SSの最初の1mから、最終ステージの最後の1mまでハードにプッシュした。オットは見事なラリーをしたと言うべきだ。ペースを維持し続けるのは、大変だった。今日のコンディションを見れば、何が起きてもおかしくないと思っていた。だから、絶対にあきらめないようにしていた。2ループ目は本当にラフだった。オットにプレッシャーをかけ続けるために、速いペースをキープするしかないと分かっていた。信じられないイベントだったよ。オットに起きたことは、スウェーデンで僕にも起きた。でも、自分の内容には満足している。

Q:
今日のようなコンディションを全開でドライブするのは、どんな感じなのか。
AM:
全開で走るのは、そう悪くはないことだと思う。絶対の決意を持って攻めるからね。でも、最後のステージは違った。リードが16秒というのは、かなり厳しい。このコンディションの中で、もっとリスクを負わなくてはならない。

Q:
正直、朝の段階で勝利が可能と思っていたか。
AM:
コンディションを見た時点で、4本のステージすべてでプッシュすれば何が起きるかわからないと思っていた。このコンディションで速く攻めなくてはならないのは、簡単なことじゃなかった。1回のパンクで大きな痛手になる。僕らはラッキーだった。何も起きないまま、攻め切れた。今回は、僕らに運が向いていた。

Q:
WRC初優勝おめでとう、アンデルス。今の気分と、思うことは。
AJ:
もちろん、素晴らしい気分だよ。とてもハッピーだ。たぶん、夜になったら、もっと気分が高まるんじゃないかな。今は、実感がない。もちろん、気分はいいよ。

REDBULL

REDBULL

Q:
オット、どんなに打ちひしがれているか、我々には想像するしかできない。この週末、見事なドライビングを見せていたのに、何を思うか。
OT:
なんて言ったらいいんだろう? もちろん、素晴らしい週末だったし、たくさん楽しめた。おそらく、これまでで最高に素晴らしい気分だった。マシンのフィーリングはよく、動きも完璧、そしてタイヤも。すべてがいいフィーリングなら、自信を持っていられるし限界もなくなる。そんな感じだった。でも、それでも2位に入れたんだということも忘れてはいけない。

Q:
ラスト2本目でのパンクはどうして起きたのか。何かにヒットしたのか。
OT:
説明が難しいね。ステージの序盤でパンクしたので、ペースが落ちたまま13、14kmは走らなくてはいけないと感じた。タイヤはリムに残っている感触があった。それでもリムをプッシュして、その後で最悪の自体になった。これもラリーだ。受け入れるのはキツイが、その分、いつかいいこともある。

Q:
マシンもタイヤも、この週末素晴らしいパフォーマンスを発揮した。今回のラリーから、ポジティブなことも多く得られたのではないか。
OT:
そうだね、自分のために取り組んでくれる体制を整えてもらっている。チームは全力で、僕が自分の仕事に専念できるように全力で支えてくれている。とてもいい気分で走れた。もしいい気分で走れれば、マシンの中に限界は感じないし、リスクとも感じない。走るのがとても楽しく感じた。こんな、はちゃめちゃに速いステージを限界まで攻めたら、笑顔で走り終えられるよ。

Q:
ライゴ、本当に辛い結末だ。今はどんな気分か。
RM:
正直、フィニッシュラインを越えた後もガッカリしていたが、同時に2位に入ったことはうれしかったし、DMACKのみんなにとっても素晴らしい結果だと思う。だから、ハッピーだよ。

Hyundai Motorsport

Hyundai Motorsport

Q:
ヘイデン、僅差だったが、見事なポディウムフィニッシュだ。ここ2戦で残念な結果が続いていたが、いつものヘイデン・パッドンが戻ってきたか。
HP:
僕はどこにも行ったことはないよ! ここ2日がドライコンディションだったので、今日はとてもトリッキーだった。ミスしやすいので、そのことばかり気にかけていた。自分には20秒のギャップがあったから、それをコントロールしようとしていた。最終的には僅差だったが、必要なことは尽くした。ドライビングの点では、自分のベストのラリーではなかったが、クリーンにまとめられたし、ミスもなく終えられた。

Q:
朝の段階で、戦略はヒュンダイのために3位をキープすることだったか、それともアンドレアス、もしかしたらオットにもまだ追いつけるかもしれないと考えていたか。
HP:
正直、リザルトは気にしていなかった。今日はとにかく、順位を維持したかった。アンドレアスも言ったように、もし気を緩めたりしたら、最悪の事態になるからね。

Q:
ジョン、ポディウムフィニッシュだったが、このような高速ラリーで、単純なミスが命取りになるような中でナビゲーションをすることについて、どう思うか。
JK:
難しく、テクニカルなラリーだ。高いレベルでスピードが入り組んでいるから、ノートもかなり複雑になる。

VOLKSWAGEN

VOLKSWAGEN

Q:
ヨースト、午後の段階でこのような結末は、正直予想していたか。
JC:
もちろん、していなかった。何よりもまず、オットとライゴは、アンドレアスとアンデルスと等しいくらいに、優勝にふさわしい走りをしたと言いたいね。今回のことで彼らはさらに強くなると思うし、今後、彼らはまた同じような活躍をしていつか勝つと信じている。

Q:
フォルクスワーゲン勢は1位、4位、6位だったが、セバスチャン・オジエとヤリ‐マティ・ラトバラに関しても、素晴らしいパフォーマンスだったか?
JC:
彼らは、この難しいコンディションの中でも、自分たちのポテンシャルを発揮してくれた。セブは、砂利掃きを強いられる中、素晴らしい仕事をしてくれた。ヤリ‐マティは序盤はリズムをつかむのに苦戦したが、今日の走りは格段によかった。彼にとっては、これまでのポーランド戦で一番の出来だし、彼も結果には満足している。

Q:
今年のラリーポーランドについて、どう思ったか。
JC:
ステージや運営に関して、ラリーは大きく改善されていたと思う。セーフティ面でも改善が見られたが、サービスパークはまだ改善の余地があると思う。

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