WRCポーランド:プレ会見「テストなしでの参戦は最大のチャレンジ」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCポーランド:プレ会見「テストなしでの参戦は最大のチャレンジ」

 

WRCポーランドのスタート前に行われたイベントカンファレンスの内容(抜粋)。イベント前テストなしで実戦を迎えるシトロエン・レーシング。シェイクダウンではミークが転倒しているが、テストを行わないことが最大の試練であることをオストベルグが語った

●WRCプレイベントカンファレンス出席者
ロバート・クビカ=RK
アンドレアス・ミケルセン=AM(フォルクスワーゲン・モータースポーツII)
オット・タナク=OT(MスポーツWRT)
マッズ・オストベルグ=MO(シトロエン・トタル・アブダビWRT)
ケビン・アッブリング=KA(ヒュンダイ・モータースポーツN)

Q:
ロバート、今回は母国戦だが、楽しみにしているか。スタートを前に緊張はあるか。
RK:
国際イベントで再び参戦できることになって、とてもいい機会になった。ポーランドで参戦するチャンスがあまりないので、ポーランドのモータースポーツ界にもファンのみんなのためにもうれしいよ。トップドライバーたちが最高のマシンでポーランドのステージを走るのは、観客にとっても自分たちにとってもいいことだと思う。

Q:
今年の新しいステージについてはどう思うか。
RK:
このイベントは2013年に初めて参戦して、当時はERCイベントだった。2015年はステージが新しくなったり、昨年と逆走になっている。でも2013年の経験を活かせることもある。2014年からは変わっていて、もっとワイドになったり、リビルドされている。とても速度域の高いラリーで、これまで以上に固くなっている。でもWRカーは威力があって道がすぐに荒れてしまうから、その方がいい。

Q:
今季、ここまでの自分のペースには満足しているか。ここからもっと伸びると考えているか。
RK:
手短にしておきたい話だね! 今年は予定外のことがたくさん起きた。ここにいるだけでも、上々だ。アルゼンチン前やメキシコに後でいろいろな事が起こり、WRCを続けるためにものすごく努力をした。小さなチームで予算も少ないから、できることのベストを尽くしていく。ミスも多すぎた。また、僕らはピレリタイヤを使っていて、他のチームは違うメーカーを使っている。それがアドバンテージになることもあれば、ディスアドバンテージになることもある。ポーランドではあまり暑くなって欲しくないけど、今年の夏はポーランドでこの30年間で一番暑い。涼しい方が僕らはありがたいんだけどね。

Q:
チームのことを聞きたい。
RK:
ロジスティック面では苦労している。とても複雑だ。成長できるようにがんばっているし、よくなっている。マシンの作業については、Mスポーツからサポートを受けている。カレンダーの中ではラリーとラリーの間が3週間あるが、それまでにワークショップにマシンを戻さなくてはならないので、実際に作業できるのは8日間もない。いつも大忙しだよ。でも、全員がベストな方法で進めようと努力している。

Q:
この状態が長期間続くという意味か。
RK:
状況による。僕らはプライベートチームだし、フルシーズン戦うには大きな予算が必要だ。最高レベルで戦うためには、十分な予算が必要だし、もっと資金が必要だ。先へ進むためには、いろいろ考えなくてはならない。来年についてはそろそろ考え始めなくてはならないが、同じ状況では続けたくない。テストもできない状態でラリーに参戦するのは簡単なことじゃない。じっくりと、何ができるか考えなくてはね。

Q:
アンドレアス、前戦からの間に誕生日を迎えて、同じ日にフォルクスワーゲンとの契約更新が発表された。
AM:
まず、気分は素晴らしいよ。フォルクスワーゲンは2012年から僕にチャンスを与えてくれているし、ジュニアの契約で走らせてくれてWRCで育成してくれた。とても順調に進んでいるし、僕にとってもチームにとってもいい状況だ。みんながそれを続けたいと考えていた。最高のチームから最高のマシンで走れることが、本当にうれしい。

Q:
新しい契約が整ったことで、気分も落ち着いたか。今回、迷いなく攻める事ができるか。
AM:
ポーランドとスウェーデンは、初勝利のチャンスがあるラリーだと考えている。昨年はセブ(オジエ)と接戦だったし、それ以外のドライバーは引き離していたが、僕らがミスをした。でも速さはあったし、あと少し運を引き寄せられれば、1位を狙える位置につけている。強い意思と正確なペースノートが必要だ。小さなミス一つで速さを失い、そのSSが勝てなくなってしまう。SSタイムはとても僅差になるだろうね。ロングステージでは差が出るかもしれないけど、このラリーはサバイバルではなく、スピード勝負になる。

Q:
マッズ、手応えは感じているか。
<>
感じているよ。ポーランドは北欧ドライバーにとても向いているラリーだ。感触はいいし、レッキもうまく行った。レッキがうまく行ったということは、ラリーを楽しめる保証が得られたってことだ。

Q:
なぜ北欧ドライバーに向いているのか。
<>
生えている木が北欧と似ているから…!

Q:
テストがないリスクに対しての準備はできているか。
<>
分からない。チームは状況が変わっていて、どうなるのか様子をみているところだ。この件について話し合う機会はなかった。テストを行わないことは、一番大きな試練だ。テストなしでセットアップを理解するのは、簡単な仕事ではない。

Q:
シェイクダウンでクリス・ミークが転倒したことも挙げているようだが、ここで勝つ事はできるか。
<>
今の段階では答えるのはすごく難しい。十分なテストをしていないし、テストなしではWRCイベントで競り合うことはできない。これが事実だし、今の現状だ。この先のラリーでテストの予定があるのか、知る必要がある。それがなくては、勝つことに専念できない。

Q:
オット、サンレモのターマックテストには参加したか、エストニアはポーランドとかなり似ているのでは。
<>
とてもよかったし、ここでドライブできるのはすごく楽しい。エストニアのステージ特質とかなり似ている。でもこのラリーは一度しか参戦したことがない。マッズが言ったようにステージの性格や木は、北欧のようだ。

Q:
プッシュしていく計画か。
<>
ポーランドでは選択肢が他にない。タイヤのことを心配しなくていい最初のラリーだ。ステージは速くてリズミカルだし、ドライバー勝負のラリー。できる限り速く走るだけだ。ポルトガル以降、向上しているし、自分好みのセッティングも見つかった。自分のスタイルでドライブできる。とてもマシンに馴染んでいる。ポディウム争いがしたいね。

Q:
ケビン、シェイクダウンはどうだったか。
KA:
0からのスタートで、一つ一つプランを組み立てていった。速さに慣れなくてはならない。ペースノートはまだ速さと連携していない。速さを上げていくにはフルシーズン必要だ。

Q:
スタートを前にしての自信はどうか。
KA:
スウェーデンの後は自信があったし、WRカーのドライビングを経験して感覚が得られた。でも4,5ヶ月経っているので、それを維持するのは難しい。今回の後、2戦もあるので、シーズンが終わる頃にはよくなっている。特に目標はなく、リズムをつかんでから順位を意識していく。今は、マシンへの自信をつかむことが必要。



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