WRCポルトガル:プレ会見「まずはレギュラーでポディウム」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCポルトガル:プレ会見「まずはレギュラーでポディウム」

©Hyundai Motorsport

WRCポルトガルのスタート前に行われたイベントカンファレンスの内容(抜粋)。前戦アルゼンチンでWRC初優勝を果たしたパッドン。この先は常に優勝を目指すかという質問に対し、堅実な回答を示した。

●WRCプレイベントカンファレンス出席者
ヘイデン・パッドン=HP(ヒュンダイ・モータースポーツ)
クリス・ミーク=KM(アブダビ・トタルWRT)
マルコム・ウィルソン=MW(MスポーツWRT)
アンドレアス・ミケルセン=AM(フォルクスワーゲン・モータースポーツII)

Q:
ヘイデン、アルゼンチンでドラマチックなかたちでWRC初勝利を飾ってから3週間が過ぎたが、まだ勝利の余韻に浸っているか、それとも落ち着いたか。
HP:
ラリーの後、母国のニュージーランドに戻ってからの7〜10日は、もちろんすごく忙しかった。大騒ぎだったが、正直、今はそのことは忘れていた。すごく前に起きたことのように感じるし、今はこのラリーで最高のパフォーマンスをすることに専念している。上位に留まろうというプレッシャーは強くなっているので、万全な準備を整えてラリーでベストの仕事ができるようにとにかく集中している。

Q:
母国に着いた時は空港で素晴らしい出迎えが待っていた。予想外だったか。
HP:
すごく驚いたよ。何人か空港で待っているかも、という程度のことは耳に入っていたけど、朝の5時に何百人もの人がいて、ハカを踊ったりしてくれて、すっかり目が覚めた。本当にうれしいサプライズだったし、地元に帰ってきての注目度は素晴らしかった。ニュージーランドのモータースポーツレベルはとても高くなっているので、業界にとってもいいことだ。

Q:
この勝利で、選手権争いでは2位に浮上し、今回は走行順が2番手となる。レッキで見たコンディションでは、どれくらい厳しくなると考えるか。
HP:
道はとてもいいコンディションだと思う。特に1回目はね。去年からかなり道路が修復されているようだし、場所によっては広くなって速度が上げられるようになっている。でも、最近雨がたくさん降っていると聞いているし、道の下の方が柔らかくなっているので、リピート走行の時は通常よりもラフになるかもしれない。でも、自分の走行順には喜んでいるよ。1、2本は不利になるステージがあるかもしれないが、他のステージでは先頭の方が少し有利になる。インカットしていくと、すぐにラフになるからね。だから、このチャレンジを楽しみにしている。

Q:
自分が勝てるドライバーだと分かった今、どのイベントでも狙うのは優勝か。
HP:
そんなことはない。まだそのレベルには達していない。自分自身、まだ取り組まなくてはならないこともあるし、もっと安定感が必要だ。だから今は、連続してポディウムに上がることを目指して、もちろん、速度域の高いラリーでは次の勝利を狙えることもあるかもしれない。

CITROEN/@World

CITROEN/@World

Q:
クリス、実戦への復帰だ。スウェーデン以来の参戦だが、早く戻りたかったのでは。ここ数戦、外からラリーを見ていたのはどうだったか。
KM:
この男(パッドン)がアルゼンチンでやりとげたことを見ていたのは、かなり特別な気持ちだった。1年前、自分が初勝利をマークした経験を思い出したよ。でもメキシコとアルゼンチンで、レッキに参加してラリーがスタートする前に家に帰らなくてはならないのは、とても悔しかった。エキサイティングなラリーだったね。いつも見ているばかりなのはイヤだが、あのラリーは見ていてもエキサイティングだった。パワーステージは素晴らしかったが、この週末、自分が復帰できるのはなおいい。2017年マシンのテストで走ってはいたが、競技が恋しかったよ。今朝のシェイクダウンでさえ、タイムを競えることはうれしかった。ステージを走り終えて、タイムを見る。それは大事なことだよ。だから今、ここにいる。

CITROEN

CITROEN

Q:
数週間前、2017年型マシンのテスト画像が公開された。進捗はどうか。マシンの最初のインプレッションは。
KM:
2回ほどテストをしたが、誰にとっても新しいチャレンジだ。規定が新しくなるからね。できる限りベストの仕事をした。重要なのは、先は長くまだたくさんテストがあるということ。来年、WRCは新しい時代に突入すると思う。もちろん、新しいマシンはドライブするのがエキサイティングだし、最高のパッケージでモンテカルロを迎えるために、みんな必死でがんばっている。それに関わることができるのはエキサイティングだが、まだやることは山積みだ。来年は、大きな目標を掲げている。

Q:
今年はタイトル争いは視野に入れていないが、参戦する際のアプローチは?
KM:
僕らは速く走るために生まれてきたし、どのラリーでも最高の仕事がしたい。しばらく離れて、時々戻ってくるという立場でも、その時はベストショットの走りがしたい。ヘイデンが言ったように、今回のラリーでは走行順は大きな要素にはならない。セブ(オジエ)が今回、走行順を不満に思うかどうかは分からないが、走行順が早い方が有利になるステージも、不利になるステージもある。でも、自分は13番か14番になると思うが、それほど有利にはならない。

M-Sport/McKlein

M-Sport/McKlein

Q:
マルコム、Mスポーツのドライバー陣にとっては、今年は試練の年だ。今季、5戦を迎えるに辺り、ここまでのドライバーたちのパフォーマンスレベルについてどう考えるか。
MW:
選手権争いに関しては、恐らく予想していた辺りの位置につけていると思う。イベントでのパフォーマンスについては、特にここ2戦では期待していた内容ではなかった。マッズに合わせてマシンに少し変更を行ったので、今回は少しペースがよくなることを期待している。オットは、特に午前のループではいいタイムを出していることもある。エリックはアルゼンチンでは厳しい滑り出しになった後、完走して経験を積むことが重要だったが、それを完遂した。だから今回は、もう少しペースが上がってくれると思う。

Q:
マッズは過去、フィエスタでポルトガルを制している。今回はポディウムを狙えるペースが出せるか。
MW:
そう思いたいね。そのポジションが狙えるようにあって欲しい。言ったようにマシンに変更を行ったので、それがうまくいくことを願っている。

VOLKSWAGEN

VOLKSWAGEN

Q:
アンドレアス、アルゼンチンではラリー2を使わずに完走するという絶対的な戦略があった。今回の計画は。またトップ争いに挑む姿を見られるか。
AM:
アルゼンチンでは少し慎重なアプローチで臨んだ。ここ数年のラリーを見るといろんなことが起きていたから、慎重に攻めて3位で終われたのだからOKだ。でも、ポルトガルではもう少しアグレッシブに行きたい。最初から攻めて、リザルトを気にしないでバトルに挑みたい。もちろん、アプローチはアルゼンチンとは違う。ムチャをすると言っているのではなく、全開でのアタックだ。去年のポルトガルは3位に入ったし好きなイベントだ。レッキも順調だったし、ペースノートにも自信を持っている。

Q:
ポルトガルを順調に走りこなす鍵は何か。今回の戦略は。
AM:
準備が最も重要だ。オンボード映像をしっかり研究して、ベストタイムと比較してどこでタイムをロスしているか。だから、いいタイムを出すために何をしなくてはならないか、明確な考えがある。僕もコ・ドライバーのアンデルスもしっかり準備できている手応えがあるので、準備は万端だ。

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