WRCスウェーデン:事前情報 シーズン唯一のスノーラリー、サービスパークはカールスタッドに移設 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCスウェーデン:事前情報 シーズン唯一のスノーラリー、サービスパークはカールスタッドに移設

©VOLKSWAGEN

雪と氷の中を走るラリーでありながら、選手権が誇る高速ラリー。タングステン鋼のスタッドが埋め込まれたナロータイヤから得られる豊富なグリップ量がその源だ。

美しい景観の多いスウェーデンだが、例年は気温が0度を下回り、人間もマシンも相応の準備が求められる。凍った路面を噛む特殊なタイヤはもちろん、雪で覆われた景色に合わせ、クルーが保温機能のついたレーシングブーツや遮光サングラスを身に付ける事も珍しくない。メカニックにとっても事態は困難で、凍るようなコンディションの中での作業は、いつも以上にチャレンジングだ。

しかし、現在、北欧の広い範囲で気温が0を上回っており、雪やアイスが凍っているために、ルートの変更が余儀なくされた。それでも、週の半ばからは気温が下がる予報が出ている。

FIA

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■2016年のルート
開催63回目となる今年は、サービスパークがハグフォース港に移動。通常のWRC戦とは異なり、日中サービスは設定されない(タイヤフィッティングゾーン=TFZのみ)。


■ラリーデータ
開催日:2016年2月11‐14日
本拠地:カールスタッド
総走行距離: 1397.16km
総ステージ走行距離:241.48km(SS比率17.3%)
総SS数:13(当初の21SSから路面コンディション悪化のためスタート直前に改訂)

■開催選手権
WRC
WRC2
WRC3

■主なマシンスペック
・ルーズ路面用の仕様
・スタッドタイヤは380のスタッド。長さは20mmで1本の重さは4g。しかし、表面に露出する長さは7mm。
・ショベルを車載するのは欠かせない。

■歴史
・初開催は1950年。当時は夏に開催されていたため、白夜のラリーと呼ばれていた。ウィンターラリーとなったは1965年。
・WRC初開催の1973年からカレンダー入り。以来、北欧ドライバー勢が勝利を独占していたが、2004年にセバスチャン・ローブが初めて北欧外ドライバーとしての勝利を飾った。その他に北欧以外で勝っているのはセバスチャン・オジエのみ。
・スウェーデンで勝利最多を誇るのは、スティグ・ブロンクビスト、マーカス・グロンホルムで、それぞれ5勝。

■注目ポイント
・長年ハグフォースの北部に置かれていたサービスパークは、カールスタッド港に移る。
・バーガセンステージのコリンズ・クレストでは、故コリン・マクレーを偲び、最長ジャンプを飛んだドライバーが表彰される。現在の最長記録は、ティエリー・ヌービルが2015年にマークした44m。



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