世界RXイタリア:ペターvsハンセンが頂上決戦! – RALLYPLUS.NET ラリープラス

世界RXイタリア:ペターvsハンセンが頂上決戦!

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世界ラリークロス選手権第12戦は10月18日、イタリアの北部にあるフランチャコルタ・サーキットでファイナルが行われる。

ドライバーズ選手権では、タイトル連覇を狙うペター・ソルベルグ(シトロエン DS 3)に、ティミー・ハンセン(プジョー208)が一気に追い上げ、両者の差が現在19ポイント差。このイタリア戦を含む今季残り2戦で獲得できるポイントは30ポイントとなっており、イタリア戦の結果次第では、タイトルの行方が決まる可能性も秘めている。

World RX

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序盤の連勝でいち早く選手権首位に立ったペターだが、シーズン中盤に入ると勝利やファイナル進出を逃すラウンドもある一方で、ハンセンはプジョーの母国戦勝利も含め、勝利数ではペターに並んだ。さらにヒート勝利で比べると、ペターの24に対しハンセンが25と、猛攻ぶりを表している。

チームズ選手権でもタイトル確定の可能性が上がっており、ハンセンとデビッド・ジャネイの活躍で一気にポイントを重ねたチーム・プジョー・ハンセンが79ポイントと大量リードを築いており、フォード・オルスベルグMSEの連覇が厳しい状況となってきている。

PSRX

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イタリア戦を前に2日間のテストを行ったペターは、「ジオメトリー、エンジンマッピングなど広範囲に渡り開発を行った。特にタイムロスの要因ではないかと思っていた部分が、低速ヘアピンからの立ち上がり。ここで一瞬トルクが落ちるような感じがあったが、そこは解決できた」とコメント。

なおこのイタリア戦では、元WRCドライバーのジジ・ガリが自身のチームを立ち上げてキア・リオで参戦。ガリは翌年から3年計画でのフル参戦を予定しており、今戦がその船出となる形だ。
「まだリザルトについて語る状況にはない。勝利を狙えるようになるまでは、まだやることが山積み」とガリは慎重なコメントを寄せている。

イベントは10月17日、2ヒートの走行を終えており、ヒート1はヨハン・クリストファーセン(フォルクスワーゲン・ポロ)、ヒート2はペターが制し、中間リザルトでは両者がトップタイで並んだ。ハンセンはヒート1・6位、ヒート2・3位で、中間リザルトでは4位につけている。

World RX

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世界ラリークロス選手権の公式サイトでは、Uストリームによるライブ中継も行っている。ペターの世界RX連覇は決まるのか、ぜひリアルタイムでその興奮を味わってみよう。18日はヒート3、ヒート4に続き、現地時間15時(日本時間22時)からセミファイナルが始まる。

世界ラリークロス選手権公式サイト



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