“マッチポイント”のオジエ、オーストラリアでタイトルを決めるか!? – RALLYPLUS.NET ラリープラス

“マッチポイント”のオジエ、オーストラリアでタイトルを決めるか!?

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今週末のラリーオーストラリアでは、現実的にタイトル確定の可能性が高まってきたセバスチャン・オジエ。また、フォルクスワーゲン・モータースポーツにとっても、マニュファクチャラーズ選手権のタイトルを確定する最初のチャンスが訪れている。

前戦ドイツでは、悲願のフォルクスワーゲン母国戦での勝利をポディウム独占という最高の形で果たしたVW勢は、今季3戦を残した時点で、すべてのタイトルを確定できるチャンスを生み出した。さらに、ドライバーズ、コ・ドライバーズタイトルの可能性を残しているのも、VW勢のクルーのみに絞られた。オーストラリアは、昨年、ポロR WRCにとって初めての1-2-3フィニッシュを決めた思い出の残るイベントだ。

「オーストラリアはコンディションが全く違うが、母国戦勝利での勢いをつなげていきたい」とチーム代表のヨースト・カピート。
「タイトル確定を目指して、入念な準備を進めてきた。現実的なチャンスが目の前にあるのだから、それをモノにするだけ。しかし、言うほど簡単なことでもない。この快挙を果たすためには、今回も完璧な仕事をしなくてはならない。もしミスのないパフォーマンスを発揮することができれば、オーストラリアで特別なパーティを開くことになるかもしれないね」

オジエとジュリアン・イングラシアは、ドライバーズ、コ・ドライバーズ、各選手権で93ポイント差をつけて首位に立っている。タイトル3連覇を確定するには、オーストラリア戦が終了した時点で、2位のヤリマティ・ラトバラ、ミーカ・アンティラに対し、84ポイント差以上を築いていなくてはならない。そのラトバラは、ここで9ポイント以上の差をつけられるのを阻止しなくてはならない。もし今回ラトバラが勝っても、オジエは2位に入りさらにパワーステージでポイントを獲得できれば、タイトルを決めることができる。

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3連覇に向けていよいよ争いが大詰めを迎えてきたオジエ。ヨーロッパからは最も長い行程を強いられるオーストラリア戦に向けて「ドイツほど大騒ぎにはならないと思うので少し和やかな感じになると思うが、僕は好きだね」とコメント。
「オーストラリアのステージは、本当にドライビングが楽しい。去年はヤリマティと最高のバトルができた。最終的に、6.8秒差だったからね。今年はさらにスリリングなバトルになると思うよ。今季の目標はもちろんタイトル防衛だ。オーストラリアでもマッチポイントを迎えているので、今回もベストを尽くす」

現実的には、唯一タイトル争いの相手となるラトバラは「オーストラリアは、バケーションのような雰囲気だけど、もちろんチームも僕にも休日はないよ」と軽くジョークも出る余裕。
「環境に慣れるために前もって現地入りするけど、仕事が始まったら真剣勝負、完全集中だ。ワイドとナローのミックスで、高速のグラベルなので、ラリーフィンランドに似ているところもある。そう、僕にとても向いているんだ。でも、路面はヨーロッパの林道とは違うから慎重に行かなくてはならない。セットアップは、メキシコとフィンランドの中間になる感じだろう。オーストラリアにはすごく自信があるし、去年はセブとバトルになったから、今年も優勝を狙っていく」

一方、前回のグラベル戦フィンランドでは悔しい結果に終わっているミケルセンだが、オーストラリアでは待望のWRC初優勝も狙う構えだ。
「ラリーオーストラリアは好きなイベントの一つ。とても楽しみにしているよ」とミケルセン。
「簡単なステージじゃないし、ちょっとしたミスでリタイアにつながりかねない。昨年のオーストラリアでは、フォルクスワーゲン初の1-2-3フィニッシュを達成することができた。とてもうれしかったし、僕もいいタイムをマークしたので、自信はあるよ。オーストラリアでは、WRC初優勝のチャンスもあると思う。まだ目標のままだけど、近いうちに叶えたいと思っているので、今回も狙うよ!」

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