VW、「オーストラリアは今季のハイライト」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

VW、「オーストラリアは今季のハイライト」

 

 WRCの母国戦ドイツで今季のマニュファクチャラーズタイトルに王手がかかっていたフォルクスワーゲン・モータースポーツだったが、大一番で2台が共にリタイア、まさかの連勝ストップと番狂わせに泣いた。「セカンドマッチポイント」とチームが称する今週末のオーストラリアで、タイトル防衛確定に再度挑む。

 一方で、ドライバーズタイトルは既に可能性を残しているのが、セバスチャン・オジエ、ヤリマティ・ラトバラ、アンドレアス・ミケルセンとVW勢の3人だけに絞られ、チーム内での個別タイトルバトルも展開されることになる。

「ラリーオーストラリアは、今季のハイライトのひとつだ」とチーム代表のヨースト・カピート。「選手権の現在の状況を見れば、2014年は特にエキサイティングな展開になる可能性を秘めている。オジエ対ラトバラは、激しい優勝争いを見せるだろう。一方でチームとしては、この早い段階でマニュファクチャラーズタイトルを決めるチャンスも握っている。去年は22SS中、21SSを我々が制し、WRC史上、最も長い連勝記録が始まった。非常に誇りに思っている」

 もし、VW勢がオーストラリアでマニュファクチャラーズタイトルを決めることができれば、25年の歴史の中で最も早いタイトル確定となる。

 一方、ドライバーズタイトル争いも佳境に入る中で、カピートの指摘通り、オジエとラトバラのバトルが加熱するのも必至だ。

「ラリーオーストラリアは、僕と完璧に相性がいい」とオジエは自信を見せる。「SSのレイアウトは僕の好みだし、オーストラリアではいつも調子がいい。去年は22SS中、19本でベストを取ったし、パワーステージでもボーナスポイント3を獲得した。でもデイ1は先頭走行だから、簡単にはいかないだろうし、争いも接戦になるだろう。ヒュンダイはドイツで1−2フィニッシュを決めている。ミスの痛手が大きいということを、僕たちも学んだ」

 対するラトバラは「オーストラリアはいつも特別な場所。のんびりしたライフスタイルが好きだし、ラリーエリアは海にも近い」とリラックスしたコメント。「競技面では、舗装からグラベルに戻るけど、その逆よりも難しい。でも、感触を取り戻すためにこのラリーの前にフィンランドで短いテストを行った。オーストラリアはメキシコとフィンランドの間のようなセッティングが求められるから、フィンランドでテストできてよかったよ」

 そしてVW第3の男、ミケルセンは「グラベルに戻るのはうれしいね。オーストラリアはポロR WRCで参戦経験のあるラリーのひとつだけど、ステージを楽しめた印象がある。難しいところはたくさんあるけど、去年のペースノートを参考にできるし、プレッシャーは感じていない。もちろん、いつか優勝できたらうれしいと思っているけど、オーストラリアはそのチャンスがあるラリーだとも思っている」 

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