WRCドイツ:デイ1コメント「チームメイトのパフォーマンスには脱帽」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCドイツ:デイ1コメント「チームメイトのパフォーマンスには脱帽」

©VOLKSWAGEN

ラリードイツ、デイ1終了後の各ドライバーからのコメント。前戦フィンランドの序盤リタイアから気持ちを切り替えたミケルセンは、半年ぶりの舗装戦に苦戦しながらも初日を3位でまとめ、VW勢1-2-3体制に貢献している。

VOLKSWAGEN

VOLKSWAGEN

[フォルクスワーゲン・モータースポーツ]
フォルクスワーゲン・ポロR WRC

セバスチャン・オジエ/総合首位
「いい滑り出しだ。午前中はまだスリッパリーな所もあり、不必要なリスクを負うよりも慎重に対応した。特に昨年はモーゼルランドのブドウ畑でラリーが終わってしまったからね。午後のループは完璧で、本当に攻めた。ポロのセットアップは午前よりもよくなった。でもヤリマティもそう離れていない。土曜日のパンツァープラッテは、今日やり残した事を果たさなくてはね」

ヤリマティ・ラトバラ/総合2位
「全体としては今日の内容には満足している。でも、ブレーキの適正なフィーリングをつかむのはすごく難しかった。午前中は順調で、タイムもよかった。午後はあまりリスクを負い続けたくなかった。コースはどんどんダーティになってきたからね。残念ながら、このためにセバスチャンに9秒以上遅れを取ってしまった。でも、一日を終えて2位というのは悪くないし、まだSSは残っている。それに、昨年は事態はあっという間に変わるという事を見せ付けられた。今は、特にパンツァープラッテを楽しみにしている」

[フォルクスワーゲン・モータースポーツII]
フォルクスワーゲン・ポロR WRC

アンドレアス・ミケルセン/総合3位
「今日は最初から舗装でいいリズムをつかむのは、簡単じゃなかった。ターマック戦は半年ぶりだからね。特に午前中はマイナーなミスをいくつかして、ブレーキも早過ぎてしまった。これでチームメイトたちと張り合う事ができなかった。彼らのパフォーマンスには脱帽だよ。午後は勢いもついてきたが、SS7で右リアが何かに軽くヒットした時は、一瞬パニックになった。その後は少し慎重になった。全体的には今日の内容には満足している。明日も楽しみにしている。特にバウムホルダーのステージがとても好きなんだ」

HYUNDAI

HYUNDAI

[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20 WRC

ダニ・ソルド/総合4位
「かなりいい滑り出しになった。午前のループは、セットアップを調整しなくてはならなかったが、まずまずの出来だった。アンダーステアに悩んでいたが、日中サービスで調整しよくなった。午後はもっとプッシュして、特に最後の2本はいいタイムだった。トップ3と競り合うことはできなかったが、残りのステージを考えてもタイムは離れていないので、マニュファクチャラーズポイントを多く獲得するためにもハードプッシュを続ける」

ティエリー・ヌービル/総合5位
「いい一日になったが、午前のループ最後(SS4)は、出だしのリズムが悪く苦戦した。SS3でかなりハードにプッシュしたので、あまりリスクを負いたくなかったし、だぶん慎重過ぎたんだと思う。それ以外ではずっとハードプッシュに努めて、リズムと自信をつかむ事に徹した。上位陣はすごく速いが、自分たちのプログラムに専念して、常に改良を心がけて、チームのために選手権ポイント獲得を目指すべき。明日は長くタフな一日だから、集中を維持しなくてはね」

M-SPORT

M-SPORT

[Mスポーツ]
フォード・フィエスタRS WRC

エルフィン・エバンス/総合6位
「浮き沈みのある一日だったが、最後のステージ(SS8)はかなり思い通りになった。マシンのフィーリングもよくなったし、リラックスすることができた。少しプッシュを緩めたんだけど、タイムはうんとよかった。オーバードライビングの所もあったんじゃないかと思う。少し抑えると、予想よりもタイムがよかった。この先も難関が待っているので、明日も前を向き続けなくてはね」

オィット・タナック/総合7位
「午後はかなりよくなった。フィーリングはかなりよく、リズムもよかった。サービスの間に少し変更を行った。もしかしたら方向性は合っていなかったのかもしれないが、今はどこを直すべきか把握できた。WRカーでまた舗装戦を走れてとても楽しめたし、走行を重ねるごとに自信と速さが高まっている事を感じる。明日に向けていい地盤が築けたので、さらによくなって行きたい」

[ヒュンダイ・モータースポーツN]
ヒュンダイi20 WRC

ヘイデン・パッドン/総合8位
「今回は経験を積む事に徹して、グラベルほど慣れていない舗装での自信をつけなくてはいけないと自覚していた。初日は悪い内容ではなく、ティエリー、ダニとの差も予想していたほど大きくなかったと思う。厳しいステージもいくつかあったが、現実的に考えなくてはならないし、改良できるところを見つける事に専念する。ここ数戦はトップ5を争ってきたので苦い薬だけど、辛抱しなくちゃね」

ケビン・アッブリング/総合11位
「今回は、チームからの初めての舗装戦で経験を積む事が目標。間違いなくチャレンジングな一日だった。午前中は超高速ステージで走行中にホースが緩んで遅れてしまい、ブレーキとタイヤを冷やすのが難しかった。最初の2本はあまり自信がなく、その後はデフにトラブルが起きたので、道の上に残ることで精いっぱいだった。日中サービスでギアボックスを換えてもらい、午後の序盤はよくなったが、徐々にブレーキのフィーリングがなくなってきた。明日は何を改善できるのか、理解しなくてはならない」

CITROEN

CITROEN

[シトロエン・トタル・アブダビWRT ]
シトロエンDS3 WRC

マッズ・オストベルグ/総合9位
「走行を重ねる毎に速くなっていった。サービスの後は、ペースが近づいてタイムがよくなっている手応えを感じた。最後のステージはいい方向に動き出した事を見せられたと思う。順位は僅差だ。徐々に改善を続け、最善のリザルトを目指す。明日予定されているステージは好きだから、楽しみにしているよ」

ステファン・ルフェーブル/総合10位
「DS 3 WRCはすごく速い! 最初の2本は自然体で走れたが、ブドウ畑はかなり難しかった。順位はあまり気にせず、経験豊富なドライバーたちの中で自分がどこにいるかを見ていた。とてもクリーンに走れた時は6番手タイムを出せたことは、とても励みになる。明日の路面タイプは全く変わるから、また違った経験になるね!」

クリス・ミーク/総合25位
「午後の2本目で、2速コーナーに泥が乗っていた。コーナーの中盤でワイドに滑り、コース脇で止まった。コースに戻るまでに30秒くらいかかった。また走り出してからは、フルスピードで攻めた。でも4,5km後に、ハードブレーキをかけた時にフロントサスペンションの何かが破損した。サービスに戻るためにゆっくり走らなくてはならなかった。スタートからいいペースだっただけに、とても残念だよ」



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