WRCフィンランド:事前情報 名門グラベル戦にオウニンポウヤが復活 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCフィンランド:事前情報 名門グラベル戦にオウニンポウヤが復活

 

■プレビュー
学園都市ユバスキラ近郊に広がる、景観豊かな森や湖の間を抜ける昔ながらのスムースなグラベル路だが、名だたるジャンプやブラインドクレストが多数待ち受ける過酷な性格により、しばしば「フィンランド・グランプリ」と讃え称される。

過去にはフィンランド人勢が地の利を活かし、開催64回中、52回をフィンランド人が制している。しかし、2011-2013年の4年間はセバスチャン・ローブ、セバスチャン・オジエとフランス人が席巻。それでも地元勢の圧倒的なアドバンテージは不滅であり。昨年はヤリマティ・ラトバラが母国勝利を達成。フィンランド人としての面目躍如を果たした。

■2015年ルート
2014年に設定された10本のステージのうち、設定がまったく同じままとなるのは3本だけだが、その他も修正は最低限。木曜日にはユバスキラにあるハルユにショートのストリートステージが設定される。金曜日は、イベント全体のステージ走行距離の半分を占め、サービスなしで走破しなくてはならない。名門オウニンポウヤも34.39kmのフルバージョンで復活。土曜日はクラシックステージで構成、日曜日は今年新設の難関マイヒンパアを2回走行する。

■ラリーデータ
開催日:2015年7月31日-8月2日
本拠地:ユバスキラ
時差:UTC +2
総走行距離: 1260.60km
総ステージ走行距離:320.00km (SS比率25.4%)
総SS数:20

■開催選手権
WRC
WRC2
WRC3
JWRC

■主なマシンスペック
・グラベルサスペンション
・固く締まったグラベルのため、タイヤの主選択はソフトコンパウンドだが、ハードラバーも用意される
・超スムースなステージのため、メカニカルなトラブルが起こることは稀という前提でマシンのプリペアが行われる

■歴史
・初開催は1951年。1973年にWRC創設時からカレンダー入り。当時のイベント名は1000湖ラリー。
・64回の開催中、52回はフィンランド人ドライバーが優勝。最多勝利数記録はハンヌ・ミッコラとマーカス・グロンホルムの7回。

■見どころ
・ラリーフィンランド最大のハイライトとなる名門ステージ、オウニンポウヤが復活! 度胸と気合いが最も試されるとして知られるステージは、34kmのフルバージョンで金曜日に2回走行する。
・木曜日夜には開幕SSとして、ユバスキラのハルユでストリートステージを実施。



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