岡崎中央総合公園と新城市が2026年のSS実施を見送ると発表 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
現地速報がすぐわかる! バックナンバーが読み放題。ラリプラLINE限定コンテンツ配信中

岡崎中央総合公園と新城市が2026年のSS実施を見送ると発表

©Jun Uruno

これまで11月に愛知県・岐阜県を開催地として行われてきたWRCラリージャパン。2026年は5月末の開催になることがすでに決まっている。新緑の季節、美しい水田の風景をバックにラリーカーが駆けるシチュエーションなど、これまでと大きくイメージが変わるだけでなく、日照時間が今よりも大幅に伸びることで、SSエリアの拡大やイベントのさらなる充実など、今後に向けて新たな可能性を感じさせる変化となりそうだ。その一方で、市街地からアクセスしやすいスーパーSSの開催など、これまで大会の盛り上げに大きな役割を果たしてきた岡崎市は岡崎中央総合公園でのSS開催を、新城ラリーから続く歴史をもつ新城市は、26年大会のSS開催を見送るという決断を下している。

岡崎市は26年以降、岡崎中央総合公園でのスーパーSSは実施しないことを発表した。岡崎中央総合公園は26年9月から愛知県内で開催されるスポーツの総合競技大会『第20回アジア競技大会』の会場となっており、その影響も含めた総合的な判断という。ただ同じ岡崎市内でも、林道を利用した額田SSについての言及はなく、そのまま継続されるものと思われる。

新城市は9月に26年大会の開催日程変更の連絡を受けて以降、費用対効果と合わせ慎重に検討を重ねてきたものの、26年の実施を見送ることとした。これまでは、前年開催時の改善点を盛り込みながらSS周辺地域との調整を続けてきたが、ここにきて準備期間が半年短くなった影響もあり「25年大会が終わっていないなかでの調整は厳しい」と、ここでひと区切りとする意向だ。なお、27年大会の対応については現状では未定とのこと。

Rally Japan


今回の話を受けて、ラリージャパン実行委員会の中神泰次氏は「両方ともラリージャパンを盛り上げていただいたコースなので、今回の決断は残念ではありますが、これを前提に2026年大会のコースを検討していきます。FIAの規定もあるためSS距離は大きく減らすことができませんし、ラリーを観ていただくための観戦エリアについてもなんとか確保すべく、コースの精査と対応について25年大会の準備と並行しながら進めていきます」と語っている。

ラリージャパン2025は11月6日(木)〜9日(日)、愛知県豊田市の豊田スタジアムを拠点として開催される。



RALLY CARS