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2025年シーズンWRC第12戦セントラルヨーロッパは、10月16日(木)にシェイクダウンを行い、ヒョンデのティエリー・ヌービルがトップタイムとなる2分15秒5をマーク。1.1秒差の2番手タイムにセバスチャン・オジエ、1.2秒差の3番手にエルフィン・エバンスと、トヨタのふたりが続いた。
第4戦カナリア諸島以来のターマックイベントとなるセントラルヨーロッパは、これまでどおり3カ国をまたいで実施。拠点となるドイツを中心に、チェコ、オーストリアにもステージが設定される。今回、サービスパークは2年ぶりにドイツ南東部、バイエルン州のパッサウに戻されている。
シェイクダウンは、10月16日午前8時01分(日本時間15時01分)に、パッサウのバート・グリースバッハ周辺に設定された4.57kmの舗装路を舞台に行われた。今シーズンここまで勝利のないヌービルがトヨタ勢を上まわり、一番時計を刻んだ。
「トップタイムだったけど、最初のジャンクションでブレーキングをミスしてしまった。でも、このラリーを楽しみにしてきたし、マシンもいい感じだよ」と、笑顔を見せた。
ポイントリーダーとして、久々のターマックを迎えたオジエは2番手タイム。
「今シーズンはここまで素晴らしいラリーを戦ってきた。でも、まだやるべき仕事は残っている。これまでのことはいったん忘れて、ターマックに集中するよ。準備は万全だし、今週末も良い結果を出せることを願っている」と、冷静にコメントしている。
ヌービルから1.3秒差の4番手タイムは、逆転王座の可能性を残すオィット・タナック(ヒョンデ)。1.9秒差の5番手にグレゴワール・ミュンステール(Mスポーツ・フォード)、2.0秒差の6番手にアドリアン・フルモー(ヒョンデ)、2.3秒差の7番手にジョッシュ・マカリアン(Mスポーツ・フォード)、3.6秒差の8番手に勝田貴元(トヨタ)が続いた。
ラリーは10月16日13時55分から、パッサウの市街地でセレモニアルスタートを実施。その後、14時30分(日本時間21時30分)からSS1「Golf und Therme 1(12.83km)」でラリーの幕が上がる。
WRCセントラルヨーロッパ シェイクダウン暫定結果
1. T.ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1) 3/3 2:15.5
2. S.オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2/2 2:16.6
3. E.エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1) 3/3 2:16.7
4. O.タナック(ヒョンデi20 Nラリー1) 2/3 2:16.8
5. G.ミュンステール(フォード・プーマ・ラリー1) 4/4 2:17.4
6. A.フルモー(ヒョンデi20 Nラリー1) 2/3 2:17.5
7. J.マカリアン(フォード・プーマ・ラリー1) 4/4 2:17.8
8. 勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2/2 2:19.1
9. K.ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 1/2 2:21.0
10. S.パヤリ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2/2 2:21.8
※各ドライバー名の後ろの数字は【ベストタイムをマークしたセッション/走行回数】