[ラリー北海道雑記・6] 北の大地を席巻したプロトンな話 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

[ラリー北海道雑記・6] 北の大地を席巻したプロトンな話

 

[ラリー北海道雑記・6] 北の大地を席巻したプロトンな話

 今回のラリー北海道、サービスを賑わせたのはなんといってもクスコ勢。今季はサトリアネオのグループN車両をAPRC、全日本に投入したことで、日本ラリー界におけるプロトンの名が存在感を高めていきました。今回もクスコ陣営にAPRC・全日本合わせて6台ものサトリアネオが並んだことはもうご存じかと思いますが、



その6人目のドライバーがこちら。
弱冠18歳、マイケル・ヤングくんです。

今回、カスタマーとして参戦したので、ワークス、ジュニアチーム仕様とはちょっと趣の異なる、ゴールデンクスコのサトリアネオをドライブしたマイケルくんは、APRCのシリーズメディアとしてご活躍中のブライアン・ヤング氏のご子息で、ラリー参戦は今回が5回目!ニュージーランド人らしからぬ華奢な体つきにもビックリですが「開幕3戦のコドラは体重が90kgもあったんだけど、今のコドラは45kg。コドラだけで45kgも軽量化だよ~!」うーん、どちらの45kgもかなりショッキングな数値です(–;;;
フィニッシュを目前にリタイアした後はかなりガックリきていたマイケルくんですが、月末にはマレーシア選手権参戦が控えているそうで落ち込んでばかりもいられません。若さでアタック!(古っ)

一方、S2000仕様のサトリアネオを有するプロトンモータース陣は、日本でも依然人気の高いクリス・アトキンソンが登場するだけでも注目度が高いのに、さらに鮮やかな黄色のテントが目立つ目立つ。サービスでも、マシンが入ってくる前から黄色のテント前には人だかりができていました。

ところで、アトキンソンのドライビングスーツの背中でも吠えるプロトンのロゴ、何をあしらっているのかご存じでしたか?通りがかりのマレーシア人メカニックさんに聞いてみたところ、「あれはライオンだよ。ライオンはマレーシアの象徴だからね」ということでした(プロトンはマレーシアの国策企業です)。「ところが、オーストラリアのホールデンのマークと激似なもんで、ちょっとした論争になったこともあるんだよ。あっはっは」

こちらがラリー北海道のマイケル・ヤング号。来季は2代目ジュニアカップ王者を目指していくのでしょうか。楽しみですね。

おしゃべり好きなマレーシア人さんのおかげで、とんだトリビアネタを仕込まれてしまいましたが、ギルがラリー北海道で失格になったことで、APRCのポイント争い面ではタイトルチャンスを残すのはクリス・アトキンソンとアリスター・マクレーのみ。どちらが勝ってもプロトンサトリアネオS2000の初タイトルが確定したわけです。残るアジアカップもMRF勢が中国欠場を決めたいま、昨年も総合優勝を収めているマクレーに大チャンス。パシフィックカップはアトキンソンが獲っていますし、ジュニアカップは番場彬が獲得、マニュファクチャラーでもプロトンが首位に立っています。となると、今季のAPRC、終わってみればプロトンが全部門制覇なんてことにも?11月に開催される最終戦中国、果たしてプロトン勢が見事、イヤー・オブ・ザ・ライオンを完璧に締めくくることができるのでしょうか。こうご期待です!

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