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APRCはファイナルでタイトル決定の大改革 オーストラリア戦が消滅しインドネシアが復帰

©APSM.tv

12月5日に開催されたFIAワールドモータースポーツカウンシルでは、地域選手権の概要についても承認が行われた。アジア‐パシフィックラリー選手権(APRC)については、競技フォーマットを大きく変更し、コンペティターのロジスティック環境を改善するとともにタイトルの価値を高める対策が図られている。

来季のAPRCは、シリーズの最後にタイトルを決める「ファイナル」を設定し、ファイナルへの進出権をかけてAPRCカップを戦う。APRCカップは、アジアとパシフィック、それぞれ地域を絞ったAPRCアジアカップとAPRCパシフィックカップに分かれており、最低3イベントで構成される。両カップでは全戦のポイントが対象となり、1つのカップで2戦に参戦した時点で、ドライバーは自動的にファイナルへの進出権を獲得する。このファイナルは、アジア地区とパシフィック地区で隔年交替で開催され、2019年はインドで開催されることとなった。そして、ファイナルの結果によって、以下のタイトルが与えられる。

FIAアジア-パシフィックラリー選手権ドライバーズ/コ・ドライバーズ
FIAジュニアAPRCドライバーズ(28歳以下)
FIAアジア-パシフィックラリー選手権マニュファクチャラーズ
APRCネーショントロフィー
APRCチームトロフィー

コンペティターは、APRC戦ではASN承認を受けたマシンでの参戦が認められる。

また、2019年のカレンダーも発表となった。ニュージーランドで2戦が開催される一方で、長きに渡りAPRC戦を開催してきたオーストラリアでの開催が消滅。さらにインドネシアが復帰した。ラリー北海道は、9月20‐22日の開催となっている。

FIAアジア・パシフィックラリー選手権(APRC)2019年カレンダー
第1戦 4月12-14日 ラリーオブオタゴ*(ニュージーランド/パシフィックカップ)
第2戦 5月3-5日 ラリーオブワンガレイ(ニュージーランド/パシフィックカップ)
第3戦 7月6-7日 ラリーオブメダン(インドネシア/パシフィックカップ)
第4戦 8月3-4日 ラリーオブジョホール*(マレーシア/アジアカップ)
第5戦 9月20-22日 ラリー北海道(日本/アジアカップ)
第6戦 10月26-27日 チャイナラリー龍遊*(中国/アジアカップ)
第7戦 12月7-8日 インディアラリー*(インド/ファイナル)

* ASNの確定待ち

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