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全日本ラリー選手権第5戦 2025 ARKラリー・カムイ(グラベル)は7月5日、北海道虻田郡ニセコ町にあるニセコアンヌプリ国際スキー場の駐車場に設置されたサービスパークをスタートした後、レグ1最初のセクション、SS1〜SS4の走行を終えて、最高峰クラスのJN-1では奴田原文雄(トヨタGRヤリス・ラリー2)が首位に立った。
開幕のSS1『STREAM(11.04km)』は、前戦で今季2勝目をマークした2024年王者の新井大輝(シュコダ・ファビアR5)が、奴田原に3.6秒差をつけてのベストタイムをマーク。しかし、続くSS2、イベント最長の『ORCHID SHORT(12.55km)』で新井大輝は、メカニカルトラブルが発生して1分以上の遅れを喫すると、そのままラリーリタイアに追い込まれてしまった。一方、このステージで、2番手タイムの勝田範彦(GRヤリス・ラリー2)に3.3秒差をつけてのベストタイムをたたき出した奴田原は、ここで首位に浮上すると、続くSS3『KNOLL(7.77km)』でも連続ベストをマーク。
新たに設定された0.33kmの観戦ステージ、SS4『NEW SENMU』では、ヘイキ・コバライネン(GRヤリス・ラリー2)、鎌田卓麻(ファビアR5)、福永修(シュコダ・ファビアRSラリー2)がトップタイムで並んだが、奴田原も0.2秒差のタイムで続き、積算では2番手の勝田に13.2秒差をつけて、首位で今季最初のグラベルラリー最初のセクションを折り返している。3番手には勝田に2.6秒差でコバライネン。鎌田はさらに8.7秒差、福永もさらに8.6秒差で、それぞれ4番手、5番手につけている。