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6月5日〜8日に開催されたWRC第6戦ラリーイタリア・サルディニア(グラベル)、トヨタGRヤリス・ラリー1を走らせるトヨタは、セバスチャン・オジエ/バンサン・ランデが前戦ポルトガルに続いて連勝し、トヨタ勢が開幕から負けなしの6連勝を達成した。カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネンは3位、エルフィン・エバンス/スコット・マーティンが4位、勝田貴元/アーロン・ジョンストンが5位で続き、TGR-WRT2から参戦するサミ・パヤリ/マルコ・サルミネンも7位でフィニッシュした。
この結果を受け、TOYOTA GAZOO Racing WRTの豊田章男会長がコメントを寄せた。
(以下、コメント全文)
豊田 章男 (TGR-WRT会長)
我々TOYOTA GAZOO Racingにとってサルディニアは本当に厳しい道です。今まで8回チャレンジを重ねてきて優勝できたのは1度だけ。ほぼ毎年だれかがデイリタイアして優勝戦線を離れてしまいます。2019年はオィットが、2024年はセブが最終SSでのスローダウンで勝利を逃しました。0.2秒差でセブが優勝を逃した昨年は本当に悔しかったです。
今年もパワーステージでヒヤリとしましたが、セブが雪辱を果たしてくれました! 9回目のサルディニアで嬉しい2勝目です。セブ、ヴァンサンありがとう!
貴元の横転やその他にもトラブルはありましたが、5台ともにデイリタイアすることなくサルディニアを走り切り、ゴールに戻ってきてくれたこともうれしいです。
こうして厳しい道に鍛えてもらい、ひとつひとつ乗り越えながら、TOYOTA GAZAOO Racingは、ラリーの道で、もっといいクルマづくりを重ねていければと思います。