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WRCポルトガル(グラベル)、金曜日終了後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。今季ここまで勝ち星のないヒョンデのティエリー・ヌービルは、序盤からペースに乗り切れない展開が続いている。それでも、表彰台を目指しじわじわとポジションを上げ、翌日以降の挽回を誓う。
[ヒョンデ・モータースポーツ]
ヒョンデi20Nラリー1
オィット・タナック/総合首位

HYUNDAI
「午前中は非常に良く、最初の2ステージでは良い感触だった。でもその後は調子が良くなくなってしまったが、明日のスタートポジションを良くするように最大限の努力をした。トヨタ勢は今日ベストのスタートポジションではなかったので、そのアドバンテージを活かした。タイトだけど、こうした接戦は歓迎だ」
ティエリー・ヌービル/総合5番手
「午前中はプッシュしていたがうまく噛み合わず、スピンをしてしまい8秒失ったうえに、信頼感も得られなかった。それでも、表彰台に近い位置につけているし、明日に向けて好位置につけているとも言えるので、全体的にポジティブな1日だったと言える。それにオィットが前にいるのもチームにとってポジティブで、タフな状況を考えるとうまくできたと思うが、自分たちにとってはやや長く感じる1日だった」
アドリアン・フルモー/SS8でデイリタイア

HYUNDAI
「とても順調に進んでいたのに、SS8での左フロントサスペンションが壊れてしまった。簡単には直せる状態ではなく、デイリタイアを余儀なくされてしまった。好調だっただけに非常に残念だが、それまでは気持ちよくドライブしトップ争いを展開できていたことはポジティブなこととして受け止めている」
[トヨタ・ガズーレーシングWRT/WRT2]
トヨタGRヤリス・ラリー1
セバスチャン・オジエ/総合2番手

TOYOTA
「午前中はセットアップに問題があるように感じ滑り出しは良くなかった。おそらくは難しいウエットコンディションで行ったテストの結果の影響だと思うが、ステージの度に調整をすることで段々とリズムが掴めるようになったので、今日1日には満足している。なんとかトップに近い位置につける戦いができ、さらにソフトタイヤをいくらか温存できたのもよかった。オィットとの戦いはいつも厳しいが楽しいので、明日もベストを尽くしてプレッシャーをかけ続ける」
勝田貴元/総合3番手
*マニュファクチャラーズ選手権外

TOYOTA
「今日の大部分は順調で、クルマはとても扱いやすく運転を楽しむこともできましたが、最後の2本の新しいステージはフィーリングがそれほど良くなく、少しドライビングを安全サイドに振ってしまったかもしれません。それでもまだ3番手にいて、あと2日残っています。明日の出走順も良いので、引き続きプッシュします」
カッレ・ロバンペラ/総合4番手

TOYOTA
「とてつもなく長い1日を満足すべき状態で戦えたと思う。ベストではないものの、この出走順でできることはやれた。序盤はこれまでのポルトガルに比べても低いグリップの路面で全員が苦労したのだと思う。路面が乾き始めてからは、以前のポルトガルのような感触になり、午後、中盤のループでは自分たちにとっては特に良かった。明日はいつもどおりなら相性の良いステージなので、さらに挽回していきたいと思う」
サミ・パヤリ/総合6番手

TOYOTA
「走り始めは、コンディションが変化していくのでリズムに乗ることに苦労したが、路面が乾いていくにつれかなりラフになっていった。テストのときは雨だったので、完璧な準備はできていなかったが、セットアップを様々な変化を行い、それらが良い方向に向かっていったので悪くない1日だった。今日は、猛烈にプッシュしたというほどでなかったので、あるべきペースになっていただろうから、明日もペースを積み上げていきたい」
エルフィン・エバンス/総合7番手

TOYOTA
「タフな1日だった。午前中のふたつのステージは完全なドライコンディションではなかったので、他の選手との条件の違いは大きくなく、それほど遅れを取らなかった。でもその後は苦戦して、午後のループではもう少し上手くいけたはずだったし、最後の2ステージではグリップの低い路面で掃除役をする羽目になってしまい、非常に大変だった。明日のスタート順を考えれば、砂の多いステージでは走りやすくなるだろうから、良い感触を掴んでプッシュできるようにしたい」
[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・プーマ・ラリー1
グレゴワール・ミュンステール/総合8番手

M-SPORT
「あまり良くない1日だったと思う。パンクしたおかげでソフトタイヤで行くしかなくなってしまった」
ジョッシュ・マカリアン/総合9番手
「大変な一日だったけど、走り切れてよかった」
マルティンス・セスクス/総合26番手
*マニュファクチャラーズ選手権ノミネート外
「長い一日だったので、ステディな走りを続けて、ミスをしないようにしてとにかくサービスに戻ってくることを目指したよ」