TOYOTA GAZOO Racing WRC チャレンジプログラム4期生ドライバーたちが初戦で3位、4位フィニッシュ – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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TOYOTA GAZOO Racing WRC チャレンジプログラム4期生ドライバーたちが初戦で3位、4位フィニッシュ

©左から、ミカエル・コルホネン、尾形莉欧、柳杭田貫太、ビッレ・マニセンマキ/TOYOTA

TOYOTA GAZOO Racing WRC チャレンジプログラムの4期生ドライバー、尾形莉欧と柳杭田貫太が、トレーニングのためにフィンランドに渡ってから初となる実戦として、5月23日〜24日に開催されたフィンランドラリー選手権第4戦ランシランニコン・ラリー(ターマック&グラベル)に、ルノー・クリオ・ラリー4で参戦。ミカエル・コルホネンと組んだ尾形はSM3クラスの3位に入り、人生初のラリーでポディウムフィニッシュ。ビッレ・マニセンマキと組んだ柳杭田も0.7秒と僅差で4位フィニッシュを果たした。4期生の選考で、初めてコ・ドライバーとして選出された前川富哉は、ドライバーのヤルッコ・ニカラと組んでの3戦目に挑み、前戦に続いてクラス優勝を飾った。

(以下、発表リリース)


TOYOTA GAZOO Racing WRC チャレンジプログラム
4期生がデビュー戦で好走、尾形がクラス3位、柳杭田が4位を獲得
コ・ドライバーの前川はSM3クラス優勝を果たす

日程 2025年5月23-24日
大会名 ランシランニコン・ラリー (フィンランドラリー選手権 第4戦)
路面 グラベル(SS3-7)、ターマック (SS1-2)

尾形・コルホネン組/TOYOTA

トピックス
4期生の尾形莉欧、柳杭田貫太にとっての欧州でのデビュー戦
尾形にとっては人生初のラリーで3位表彰台を達成
柳杭田も尾形とわずか0.7秒差で完走しクラス4位
コ・ドライバーの前川富哉は前戦に続き、SM3クラス2連勝を果たす

結果 (SM3クラス)
1 ヤルッコ・ニカラ/前川富哉 (Renault Clio Rally4) 53m06.4s
2 Niko Kalmi/Patric Öhman (Ford Fiesta Rally4) +51.0s
3 尾形莉欧/ミカエル・コルホネン (Renault Clio Rally4) +1m21.9s
4 柳杭田貫太/ヴィッレ マニセンマキ (Renault Clio Rally4) +1m22.6s
5 Aatu Hakalehto/Sofia Rantasalo (Ford Fiesta Rally4) +2m27.6s
6 Tuomas Huikuri/Joona Rönkkö (Ford Fiesta Rally4) +3m42.7s

ミッコ・ヒルボネン(チーフインストラクター)
尾形と柳杭田は本プログラムでの初めてのラリーで非常に印象深いスタートを切りました。これまでたくさんトレーニングを重ねてきましたが、本番のラリーはまた全く違うもので、我々講師陣は彼らがその新しいチャレンジの準備ができていると判断しました。特に尾形にとっては人生で初のラリーでしたがクラス3位に入ることができ、柳杭田もわずか0.7秒差で続きました。ラリーが始まる前は、結果については何も期待しておらず、まずは彼らがプレッシャーや競技に伴う全てのことにどのように対処するかを見たいと思っていました。ですが、結果的に二人とも良いスピードで一貫したドライビングができていたのでとても嬉しく思っています。今後彼らが取り組むべき最大の課題は、時間と経験が必要なペースノートです。一方、前川はヤルッコと共に2連勝することができました。彼らの協力関係は順調に進んでいます。

尾形莉欧

コルホネン、尾形/TOYOTA

完走できてとても嬉しいです。結果は特に気にしていませんでしたが、ペースノートに沿って良いリズムで走ることができたステージに関しては満足しています。一方で、自分のペースノートやドライビングについて、さらに改善できるポイントもたくさん見つかりました。今回は自分のキャリアにおいて初めてのラリーだったので学ぶことが本当にたくさんありましたが、とても楽しい経験でした。

柳杭田貫太

TOYOTA

フィンランドで初めてラリーに参戦し、とても良い経験になりました。ターマックから始まった金曜日のステージは、自分のこれまでの経験から楽しんで走ることができました。グラベルでの走りには満足していませんが、多くのことを学び、次回以降に改善すべきポイントをたくさん見つけることができました。一番の課題はペースノートです。この機会を与えてくれたチームにとても感謝しています。

前川富哉

前川、ニカラ/TOYOTA

簡単なラリーではありませんでした。金曜日の最初のステージでタイムを大きく失ってしまい、その時点ではクラス4位だったので、土曜日はプッシュして改善しなければと思っていました。土曜日の午前のステージは非常にうまく行ったので、午後もそれを続け、結果的に勝利を手にすることができたのでとても嬉しいです。ヤルッコと共に楽しんで走ることができましたが、次のラリーに向けて改善すべきこと、学ぶべきことはまだまだあります。

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