WRCスウェーデン・プレ会見「ここでは戦略は立てられない」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCスウェーデン・プレ会見「ここでは戦略は立てられない」

 

WRCラリースウェーデン、イベント前記者会見の内容(抜粋)。WRCラリースウェーデンのスタート前に行われたイベントカンファレンスの内容。スウェーデンで過去に3勝しているラトバラだが、コンディションによる差が大きいためにあらかじめ戦略を立てての走行はできないと難しさを語った。

●WRCプレイベントカンファレンス出席者
ヤリマティ・ラトバラ=J-ML(フォルクスワーゲン・モータースポーツ)
マッズ・オストベルグ=MO(シトロエン・トタル・アブダビWRT)
オィット・タナック=OT(MスポーツWRT)
ヘイデン・パッドン=HP(ヒュンダイ・モータースポーツ)

Q:
ヤリマティ、スウェーデンではここ何年も強いが、自信はあるか?
J-ML:
とてもエンジョイできるラリーだし、大好きなイベントだ。バームランドはいいところだし、一面が雪で地元(フィンランド)を思い出す。コンディションもとてもいい。今はちょっとだけ暖かいかもしれないけど、夜には冷えて欲しいね。

Q:
WRCでスノー戦はここだけだが、ドライビングがどれくらい楽しいか?
J-ML:
スウェーデンとノルウェーをまたぐイベントで、世界でも類のないイベント。基本的にはフィンランドのグラベルを走っているような感じだが、サイドに雪があるから少しこっちの方が安全だ。

Q:
モンテカルロでは具体的に目標を挙げていたが、優勝することではなかった。ここでの戦略は?
J-ML:
モンテカルロは戦略的なレースだった。ポイントを獲得することだけに専念していたから、2位でフィニッシュできて最高だったよ。ここでは、戦略的に走り出すことはできない。だから勝利を目指して戦うこともしない。とはいえ、選手権のことは考えなくてはならないから、全体の速さを見極めていくよ。

Q:
もし今晩(木曜日の夜)に雪が降るなら、どれくらい降って欲しいか。もし降らなければ、その差はどれくらい大きくなるか?
J-ML:
一日の終わりを迎えてもコンディションを選ぶことはできない。コンディションに合わせて走るしかないんだ。だから、様子を待つしかないね。

Q:
マッズ、フィーリングも準備もテストもよかったように見えるが、フィーリングはいいか?
MO:
ああ、とてもいいフィーリングだよ。いつもそうでありたいと思っているけど、今回は少し真剣よりも楽しみ寄りだ。準備の状態もいいし、マシンもとてもとてもいい。自分たちが考えていたことがベストだったっていうのは気持ちがいい。シェイクダウンもよかったしね。

Q:
新型マシンは今回、何が違うのか?
MO:
新しいエンジンを載せている。かなり進歩していてる。パドルシフトもつけて、エアロダイナミクスも少し変わっている。リアのジオメトリーも新しくなった。ここでは、ドライビングの方法を少し変えなくてはならないから、セッティングも新しくする必要があるが、僕に関して言えば感触はとてもいい。

Q:
今週末は勝てる見込みはありそうか?
MO:
全力を出すための準備はできているし、全力を尽くせば勝てると信じている。

Q:
コンディションの点で、ステージ上の雪のレベルに関していえば、他よりも速く走れるという日はあるか?
MO:
正直言えば、ステージのコンディションはどこも似たようなものだと思っている。基本的には、ドライブする日の天候に寄るんじゃないかな。

Q:
オット、この週末に向けての手応えは?
OT:
去年参戦した時はとてもいいフィーリングで、ステージも高速でリズミカルでよかった。ここではとにかく楽しむこと。フィーリングがよければ、いいリザルトを出すことは難しくなくなる。

Q:
テストは順調だったか?
OT:
いいテストだったと思う。2日間で、それぞれかなり違うコンディションだった。フィードバックもとてもよかった。

Q:
今季はまたマニュファクチャラー選手権ドライバーとしてWRCに戻ってきたが、今回は違う見方をしているか?
OT:
ベストを尽くす。Mスポーツのような大きなチームから支援を受けるのは、とてもいい気分だ。スタッフも大きな支えになってくれている。このような形でドライビングできるのは、本当にいいよ。

Q:
今週末ベストを尽くすということは、ポディウムを狙っていくということか?
OT:
答えるのが難しいね。自分にプレッシャーを掛け過ぎたくないけど、フィーリングはとてもいい。

Q:
ヘイデン、スウェーデンへようこそ。週末に向けての気分は?
HP:



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