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マクレー家の伝統つないだ! ERCハンガリーでジュニアERC参戦のマックス・マクレーが待望の初勝利

©@World / Red Bull Content Pool

4月12日〜15日に開催されたERC開幕戦ラリーハンガリー(グラベル)では、ジュニアERCタイトルを狙う19歳のマックス・マクレー(プジョー208ラリー4)が、ジュニアERCで待望の初勝利をマークした。

ハンガリー拠点のTRTラリーチームから参戦するマクレー。チームメイトのマッズ・オストベルグが、金曜日に緊急入院するというハプニングにも見舞われたが、マクレーがその沈痛を吹き飛ばす活躍を見せた。

@World / Red Bull Content Pool

故コリン・マクレーを叔父に持つマックスはジュニアERCは17回目の参戦となったが、今回は巧みな戦略でラリーを制した。土曜日午前のループではハンコック・タイヤを4本だけ使用し、残る8本をその後の3ループに温存したのだ。

この戦略が功を奏し、土曜日を終えた時点で35.2秒の大差をつけたマクレーは、日曜日は慎重優先のアプローチを採りながらも最終的にはリードを1分40秒6にまで広げ、マクレー一家のERC優勝の歴史をつないだ。父であるアリスターは1996年にERC総合優勝を飾っており、コリンと祖父のジミーが最後にERC優勝をマークしたのはそれぞれ1992年、1989年だ。

「すごく特別。特に、ラフなイベントだったからね」と語るマクレー。今回、大きなトラブルはSS8終盤の右フロントタイヤのパンク1回だけだった。
「かなり賢明な戦い方をして、頭を使った。すごくいい気分。選手権をいい形で滑り出せたし、次のラウンドもこの流れを維持していきたい」
(Graham Lister)

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