ダカールラリー:トヨタ車体が国内で最終調整。市販車部門5連覇に挑む – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ダカールラリー:トヨタ車体が国内で最終調整。市販車部門5連覇に挑む

 

 8日、2010年の「ダカールラリー」に参戦するトヨタ車体が国内最終訓練を兼ねた走行会を開催し、参戦体制の発表を行うとともに本番へ向けて意気込みを示した。

 初の南米開催となった09年のダカールで市販車部門4連覇を達成したトヨタ車体。10年も2台のトヨタ・ランドクルーザー200を擁し世界一過酷と言われるラリー、そして史上初となる5連覇の偉業に挑む。

 この日は会場となった千葉県のガッツ木更津エンジョイスポーツランドに「チームランドクルーザー・トヨタオートボデー(TLC)」の主役たちが勢揃い。1号車をドライブする三橋淳、社員ナビゲーターとして2号車に乗り込む三浦昂、マシン開発責任者の小川登志雄エンジニア、さらにはラリー中の整備を担当する福岡トヨタのメカニックふたりも駆けつけ、本番に向けての最終調整を行った。

 昨年に続きチームを指揮するのは森達人監督。
「今年は市販車部門の5連覇に向けて準備をしてきました」
「今回はチリの北にあるアタカマ砂漠での砂丘ステージが増えており、そこをいかに走りきるかが大きなポイントになるでしょう。ここを確実に走り抜いて結果を残したいと思います」と今ラリーの目標を掲げた。また1号車を走らせる三橋も、「5連覇はもちろん、総合でもトップ10入りを目指したい」と期待のコメント。昨年、優勝を経験した三浦は、「チームの5連覇に貢献したい」と語り、キーとなる3人がチーム一丸の勝利をアピールした。前回は1台のみの使用だったバイオディーゼル燃料も今回は2台ともが使用、環境への配慮という重要なテーマにおいても更なる前進を見せている。

 2010年のダカールラリーは、来年1月1日にアルゼンチンの首都ブエノスアイレスをスタート。トヨタ車体の17日間に渡る戦いがいよいよ幕を開ける。

※この後の動画ニュースにて本番さながらの走行シーンをお届け予定。迫力のオンボード映像は必見です。

ダカールラリー2010 参戦体制

チーム名 TLC(チームランドクルーザー・トヨタオートボデー)
チーム代表 酒井伸二(トヨタ車体 執行役員)
チーム監督 森達人(トヨタ車体 総務部広報室)
1号車ドライバー 三橋淳
1号車ナビゲーター ブルーノ・カタルリ(フランス)
2号車ドライバー ニコラ・ジボン(フランス)
2号車ナビゲーター 三浦昂(トヨタ車体 総務部広報室)


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