三菱、新型アウトランダーPHEVラリー仕様車をシェイクダウンテスト – RALLYPLUS.NET ラリープラス

三菱、新型アウトランダーPHEVラリー仕様車をシェイクダウンテスト

 

三菱自動車は、8月8日(土)〜14日(金)にタイで開催されるFIA公認「アジアクロスカントリーラリー2015」に参戦する新型アウトランダーPHEVラリー仕様車のシェイクダウンテストを公開した。

昨年まで同ラリーには市販車とほぼ同じスペックのマシンで参戦していたが、今年は電動車両技術と四輪制御技術の開発を推進するために、量産車をベースとしながらも大容量化と高出力化を実現させたバッテリーセルとモーターを搭載。さらに悪路走破性の向上を目指し大径タイヤを装着、地上高及びストローク量が増大したサスペンションを装着するなどの改造を施したプロトタイプモデルが製作されている。

シェイクダウンテストのドライバーを務めた増岡浩は、「予想以上にクルマが良く動く。モーターの高出力化、タイヤの大径化、サスペンションのストローク量アップなど、昨年よりも進化したモデルですが、ドライビングに関しても操作系に違和感がなく、乗り心地もかなり良かったですね。仕上がりは上々だと思います」と、手応えは十分の様子。

また、チームマネージャー兼テクニカルディレクターの田中泰男も、「今回のテストはサスペンションセッティングとS-AWCのセッティング、PHEVシステムの強化、ドライバビリティの最適化などを確認することが大きな目的でしたが、どれも目標に達する成果を得ることができました」と、マシンの仕上がりに太鼓判を推す。

なお、増岡浩がドライバーを務める「バハ・ボルタレグレ500」に出場するマシンも現在製作中で、このアジアクロスカントリーラリーで得られたデータもフィードバックされるという。



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