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WRCサウジアラビア:マルティンス・セスクスとナッサー・アル‐アティヤがMスポーツ・フォードから参戦

©A.S.O./Edophoto/DPPI/Matteo Gebbia

今季の最終戦として、初めてWRCカレンダーに登場するラリーサウジアラビア(11月27〜30日、グラベル)に、Mスポーツ・フォードからマルティンス・セスクスとナッサー・アル‐アティヤがフォード・プーマ・ラリー1で参戦することが決まった。これまでサポートカテゴリーで何度もタイトルを獲得し、世界ラリーレイド選手権では3連覇を達成したアル‐アティヤだが、ラリー1での参戦はこれが初めてとなる。首都ジェッダを拠点とするこのイベントには、Mスポーツ・フォードのレギュラードライバー、グレゴワール・ミュンステール、ジョッシュ・マカリアンも参戦が発表されている。

チーム代表のリチャード・ミルナーは「ナッサーが優勝を狙うのは難しいだろうが、経験豊富なドライバーが若手に知識を伝えてくれることは、とても助かる。中東での彼の経験は、セバスチャン・ローブを彷彿とさせる存在で、ポジティブな側面しか見当たらない。彼はこのマシンをドライブしたことがなく、テストもできないことを忘れてはならない。だがナッサーは、乗ってすぐに走れるドライバーだ。彼がチームに加わるのはすごくいいことだし、我々に利益をもたらしてくれると思っている」

一方、ラトビア出身のセスクスは、このサウジアラビアが今季7度目のWRC参戦となり、WRCプロモーターが資金を支援している。

WRCプロモーターのシニアイベントディレクター、サイモン・ラーキンは「マルティンスは、いま一番有望な若手ドライバーのひとり。彼の天性の速さと姿勢は、初めてラリー1マシンに乗った時から際立っており、彼のトップレベルでの成長を支え続けることを誇りに思う」と経緯を語る。
「彼の新たな章が、WRCカレンダーにサウジアラビアが加わるタイミングで始まるのもまたふさわしい。新たな地域、新たな挑戦、そしてWRCの世界的な成長をさらに示すものとなる」

セスクスは「スポンサーからの支援やファンからの励ましに、心から感謝している。自分たちはみんな、今季7度目の参戦が実現することを信じていた。そして、ジェッダでは、WRCで得られることを最大限に活かして臨みたい。テストの機会がないので、コンディションに対応し、シェイクダウンで得られること活用しなくてはならない」と意欲を語っている。
(Graham Lister)

M-SPORT



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