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10月17日〜19日に岐阜県高山市を拠点に開催される全日本ラリー選手権最終戦ラリーハイランドマスターズ(ターマック)に、日本を代表するプロレーシングドライバーの荒聖治が参戦することになった。トヨタ86でJN-3クラスに参戦し、北海道を拠点とするK.Z.Fがマシンを製作し、ZEAL、FIT-EASYのバックアップを受けるチーム体制。タイヤはダンロップを履く。
荒は1994年にレースデビュー。フォーミュラ・ニッポンやSUPER GT、GTワールドチャレンジ・アジアなど様々なカテゴリーで活躍。2004年にはル・マン24時間で日本人ふたり目となる総合優勝も飾っている。
また、新たなモータースポーツファン、競技人口の増加を目的にモータースポーツ活動に取り組むK.Z.Fは、APRC、全日本ラリーでのメカニック経験が豊富な熊崎大介が代表を務め、ブログやSNSなどを通じてラリー活動の様子を発信するなど普及に努めている。2023年からはXCRスプリントカップにスズキ・ジムニーを投入するほか、24年にはバイクトライアル出身の小玉絵里加をドライバーに起用し、2輪のファンにもラリーの魅力を訴求した。
今回のハイランドマスターズはJN-3クラスに9台がエントリー。タイトルはすでに山本悠太が3連覇を決めているが、選手権2位争いが激しくなっており、若手とベテランが対峙する激戦区となっている。