2024年WRCカレンダーが発表。ポーランドとラトビアが加わり、最終戦ジャパンは11月21日〜24日に – RALLYPLUS.NET ラリープラス

2024年WRCカレンダーが発表。ポーランドとラトビアが加わり、最終戦ジャパンは11月21日〜24日に

©WRC PROMOTER

WRCプロモーターは、2024年の開催カレンダーを発表した。シリーズ52年目となる2024年は 4大陸で全13戦が開催される。ラリージャパンは11月21日〜24日となり、日本自動車連盟(JAF)がFIA国際スポーツカレンダー登録申請を行った11月7日〜10日よりも2週間遅い会期での開催となる。

開幕戦は伝統のモンテカルロ。フレンチアルプスの高地、チュリニ峠はあまりにも有名だ。続くスウェーデンは、凍てつく林道を走るカレンダー唯一のスノーラリー。会期が大きく変更されたのは、サファリ・ラリーケニア。ここ数年は6月に開催されてきたが、2024年は第3戦として、このイベントとしては伝統的な3月28日〜31日に開催となる。イースターの週末に当たるこの時期は、ナイバシャの雨期が始まる頃となり、さらに過酷な試練が待ち受けることになりそうだ。

2021年にWRC初開催を遂げたクロアチアラリーは、首都ザグレブを拠点とする独特のターマックイベント。スムーズから荒れた舗装など多彩な路面が待ち受ける。次のラリーポルトガル(グラベル)とともにいずれも大観衆を集める人気イベントだ。

5月の末には地中海を舞台にしたラリーイタリア・サルディニアが待っている。続くラリーポーランドは2017年以来となる待望のカレンダー復帰で、今回が80回目の開催となる。7月18日〜21日にはWRCの新規イベント、ラリーラトビアを迎える。南部のリエパヤが拠点となり、長くERC戦ラリーリエパヤとして開催されてきたラリーがベース。ルーズなグラベルステージは、カレンダーに新たな試練を与えてくれるだろう。

8月1日〜4日には高速グラベルラリーのフィンランド、1カ月後の9月5日〜8日にはアクロポリス・ラリーギリシャの岩が多い山岳ステージが待っている。南米戦は2024年もラリーチリ・ビオビオが入る。ここまでグラベル連戦が続いた後、シーズン終盤2戦はターマック。ドイツ・オーストリア・チェコの3カ国をまたいで開催されるセントラル・ヨーロッパラリー、最終戦は2024年もラリージャパンが務めることになり、会期は11月21日〜24日と発表された。

2024年のWRCカレンダーについて、WRCプロモーターのマネージングディレクター、ヨナ・シーベルは「2024年のシーズンも、尊敬すべき伝統を引き継ぐだけでなく、エキサイティングな未来への推進力となるようなカレンダーとなった。アクションが満載のシーズンになることを心待ちにしている」とコメント。
「ポーランドのカレンダー復帰と、初開催のラトビアを加わえたことは、ファンにも参戦者にも、新鮮でエキサイティングなWRC体験を提供するという我々のコミットメントを強調するものだ」。

2024年もWRCの全ラウンドは、WRCのプラットフォーム「Rally.TV」で生中継されるほか、これまで通り世界中の放送パートナーを通じて放送される。

2024年WRCカレンダー
1月25日〜28日  ラリーモンテカルロ(ターマック/アイス)
2月15日〜18日 ラリースウェーデン(スノー)
3月28日〜31日 サファリ・ラリーケニア(グラベル)
4月18日〜21日 クロアチアラリー(ターマック)
5月9日〜12日 ラリーポルトガル(グラベル)
5月30日〜6月2日 ラリーイタリア・サルディニア(グラベル)
6月27日〜30日 ラリーポーランド(グラベル)
7月18日〜21日 ラリーラトビア(グラベル)
8月1日〜4日 ラリーフィンランド(グラベル)
9月5日〜8日 アクロポリス・ラリーギリシャ(グラベル)
9月26日〜29日 ラリーチリ・ビオビオ(グラベル)
10月31日〜11月3日 セントラル・ヨーロピアンラリー(ターマック)
11月21日〜24日 ラリージャパン(ターマック)



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