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ヒョンデ、WRC2024年シーズンに向けて4台体制での参戦を示唆

©Hyundai Motorsport GmbH

ヒョンデが、2024年のWRCに向けて4台体制での参戦を検討していることが明らかになった。23年シーズン、ヒョンデ・モータースポーツはティエリー・ヌービルをエースに据え、エサペッカ・ラッピがセカンドドライバーとして全戦にエントリー。ベテランのダニ・ソルドと、4月に急逝したクレイグ・ブリーンに代わってトップチームに昇格したテーム・スニネンが3台目のヒョンデi20Nラリー1をシェアしている。

様々なドライバーと交渉していると見られているヒョンデだが、現在の状況についてチーム代表のシリル・アビテブールに話を聞いた。

Hyundai Motorsport GmbH

──ヒョンデが2024年シーズン、トヨタのように4台体制で参戦するとの話が出ていますね。
正直、まだ検討している段階だ。私としては来シーズンに向けて、新鮮なアイデアを提供したいと考えている。私たちのチームにとっても、ラリー界全体にとっても、新たな話題を投じるのはいい効果を生むだろう。私自身、毎シーズン、コピー&ペーストのように同じことを繰り返したくはないんだ。変化はモチベーションに繋がると思うし、ファンたちにとってもそれは同じだと思う。ラリーに少し新しい風をもたらす責任があると思うし、4台目を含めていろいろな角度から検討しているよ。

──決定までにはどれくらいの時間がかかると思いますか?
ラリーカーの台数だけの問題ではないので、様子を見ながら取り組んでいく。チーム全員にとって意味のある決定でなくてはならないし、全員が同じ方向性で進む必要がある。ただ、遅くとも9月末までには決めなくてはならないだろうね。台数はもちろん、ドライバーズラインナップも決めなくてはならない。

──現在のドライバーズラインナップから変わる可能性がある?
4台をエントリーさせるということは、ヒョンデのワールドラリーチームは、少なくとも4人の優れたドライバーを確保する必要がある。チームにとっては、なかなかの投資だし、だからこそ選手権を考えても、しっかり活躍してくれるドライバーを起用することが重要になるだろう。

──様々なドライバーを検討しているということでしょうか?
そうだね、たくさんの“速い”ドライバーを、だね(笑)。
(Keiko Ito)

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