WRCエストニア:トヨタ勢はカッレ・ロバンペラが首位に浮上、勝田貴元は7番手で奮闘 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCエストニア:トヨタ勢はカッレ・ロバンペラが首位に浮上、勝田貴元は7番手で奮闘

©Toyota Gazoo Racing WRT

WRC第8戦ラリーエストニア(グラベル)は7月21日(金)、エストニアのタルトゥ周辺でSS2〜SS8に設定された133.38kmの走行が行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネンが首位に立った。エルフィン・エバンス/スコット・マーティンは4番手、勝田貴元/アーロン・ジョンストンは7番手でこの日を走り終えている。

(以下、チームリリース)


WRC 第8戦 ラリー・エストニア デイ2
森林地帯でのハイスピードグラベルステージがスタート
ロバンペラが首位に立ち、エバンスが総合4位につける

7月21日(金)、2023年FIA世界ラリー選手権(WRC)第8戦「ラリー・エストニア」の競技2日目デイ2が、タルトゥのサービスパークを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)が総合1位に、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合4位に、勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)が総合7位につけました。

昨晩、エストニア第2の都市タルトゥでのスーパーSSで開幕したラリー・エストニアは、21日(金)の朝から森林地帯での本格的な戦いがスタート。一日を通して走行する「フルデイ」の初日として、サービスパークの北側と南側で7本合計133.38kmのステージが行なわれました。タルトゥ周辺は早朝美しい青空が広がりましたが、その後は曇り時々晴れの天気に。午後は一時的に降雨もあり、グラベル(未舗装路)路面の一部は湿った状態になりました。

前日、同タイムでトップに並んだエバンスとエサペッカ・ラッピ(ヒョンデ)と、僅か0.1秒差の総合3位につけたロバンペラは、ドライバー選手権リーダーとしてデイ2を出走順トップで走行。そのため、午前中のステージは路面の滑りやすい砂利を掃き飛ばしながらの不利な条件での走行となりました。それでもロバンペラは、3ステージ連続で3番手タイムを刻むなど健闘し、午前中のステージが終了した時点で首位のティエリー・ヌービル(ヒョンデ)と6.8秒差の総合2位につけました。タルトゥでのミッドデイサービスを経て始まった午後の再走ステージでは、SS5、SS6と2ステージ連続でベストタイムを記録。ヌービルを抜いて首位に立ちました。ロバンペラは、その後の2本のステージでも首位の座を堅持し、総合2位のヌービルに3秒差をつけてデイ2を走り切りました。

前日首位のエバンスは、オープニングのSS2で総合4位に順位を下げましたが、続くSS3では総合3位に。その後は一日の最後までラッピと激しい総合3位争いを続け、総合4位でデイ2を終了。総合3位ラッピとの差は1.9秒と小さく、表彰台を巡る戦いは明日のデイ3でも続きます。また、今シーズン3回目のワークス登録出場となる勝田は、難しい路面で自信をつけながらの走行となり、総合7位につけています。

TOYOTA

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)
我々にとっては、ポジティブなフルデイ初日でした。出走順がトップだったカッレは、特に再走ステージで本当にいい走りをしました。非常に大きな轍(わだち)が刻まれていたので、彼があれほど素晴らしいタイムを出せるとは思っていませんでした。エルフィンも早い出走順だったにも関わらず、いい走りを見せてくれました。彼はミッドデイサービスでセットアップをいくつか変更したのですが、それが彼の自信に繋がったようなので、明日は期待が持てます。一方、貴元は特に深く轍が掘れた場所で自信を失っていたので、彼をサポートしようと考えています。もし、彼がこのまま普通にラリーを走り続ければ、最後にはトップ5に入ることができると確信しています。ここまでのところ誰にとっても本当に面白いラリーになり、タイム差も大きくないので、土曜日もきっといい戦いが続くでしょう。

カッレ・ロバンペラ (GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)
出走順一番手で走行した午前中のステージは、路面が予想以上に滑りやすく、大きなチャレンジでした。レッキで走った時と比べると、路面はかなり乾いていたように感じました。ミスをしないようにしながらも全力で攻めましたし、あれ以上できることはあまりなかったので、いい仕事ができたと思います。午後のステージはコンディションが少し良くなり、少なくとも後続の選手たちと同じようなグリップレベルにはなりました。所々、轍を少しならしながら走る必要がありましたが、少なくともプッシュすることはできましたし、一日を終えてそれほど悪くない状況だと思います。ティエリーとの差はまだ僅差なので、ふたりとも出走順が良くなる明日どうなるのか、様子を見たいと思います。少なくとも、今日よりはペースが上がることを期待しています。

TOYOTA / McKlein

エルフィン・エバンス (GR YARIS Rally1 HYBRID 33号車)
出走順を考えれば、今朝のスタートは悪くなかったと思いますが、クルマに対してベストなフィーリングを感じることはできませんでした。バランスに少し苦労し、思うようには走れませんでした。そのため、ミッドデイサービスではセットアップを少し改善する必要がありましたが、その結果、午後はだいぶ良くなりました。残念ながら、午後のループの3本目のステージでタイムを大きく落としてしまいましたが、それを除けばクルマのフィーリングはかなり改善されたので、明日はより良い状態で戦うことができると思います。

勝田 貴元 (GR YARIS Rally1 HYBRID 18号車)
非常に長く、タフな一日でした。午前中は少し苦労し、クルマのフィーリングもあまり良くありませんでした。そして午後の再走ステージでは、路面コンディションがさらに荒れていました。チームはクルマを改善しようと頑張っていい仕事をしてくれましたが、それでも自分としてはまだ難しいと感じていました。ハイスピードなセクションは特に問題なかったのですが、非常にテクニカルなセクションや、轍が深く掘れてリスクが高くなってくると、必要以上に躊躇してしまいました。明日は4本のステージをそれぞれ2回走るので、少しずつ自信をつけていき、クルマのポテンシャルをもっと発揮できるように頑張りたいと思います。

ラリー・エストニア デイ2の結果
1 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) 1h12m22.2s
2 ティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) +3.0s
3 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) +12.2s
4 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +14.1s
5 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) +33.8s
6 ピエール=ルイ・ルーベ/ニコラ・ジルソー (フォード PUMA Rally1 HYBRID) +48.8s
7 勝田 貴元/アーロン・ジョンストン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +1m03.6s
8 アンドレアス・ミケルセン/トシュテン・エリクソン (シュコダ Fabia RS Rally2) +4m07.4s
9 ガス・グリーンスミス/ヨナス・アンダーソン (シュコダ Fabia RS Rally2) +4m14.1s
10 サミ・パヤリ/エンニ・マルコネン (シュコダ Fabia RS Rally2) +4m25.0s
(現地時間7月21日20時30分時点のリザルトです。最新リザルトはwww.wrc.comをご確認下さい。)

明日のステージ情報
競技3日目となる7月22日(土)のデイ3は、サービスパークの南側エリアが舞台に。午前中から昼にかけて2本のステージを各2回走行した後、ミッドデイサービスを挟んで、さらに別の2本のステージを各2回走行。一日の終りには、サービスパークのすぐ近くでSS1と同じスーパーSS「タルトゥ・バルド」をSS17として走行します。9本のステージの合計距離は102.61km、リエゾン(移動区間)も含めた一日の総走行距離は565.61kmとなります。

TOYOTA



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