WRCスウェーデン:ロバンペラ「最初の1本で攻めてからプランを考える」土曜日コメント集  – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCスウェーデン:ロバンペラ「最初の1本で攻めてからプランを考える」土曜日コメント集 

©Toyota Gazoo Racing WRT

WRC第2戦スウェーデン、土曜日終了後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。自身初のWRCタイトルを獲得した2022年にスウェーデンで初勝利をマークしたトヨタのカッレ・ロバンペラは、3番手のティエリー・ヌービルとの激しいポディウム争いを展開しながら迎える最終日に向けてコメントを残した。
(カッコ内は順位の前日比)

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1

■オィット・タナック/総合首位(↑)

M-SPORT

「全体としてチャレンジングな1日だった。前にも言ったとおり、まだ限界まで攻めておらず、とにかくラインに残ることを心がけた。最終ステージが終わった時点で首位に留まっていられるか分からなかった。タイヤマネージメントに失敗し、最後のステージはタイヤの1本がスタッドがなくなりスリック状態になってしまった。明日もまだ距離が残っている。まだ何も終わっていない」

■ピエール・ルイ・ルーベ/総合6位(↑)

M-SPORT

「コンディションが変則的で、難しい1日だった。かなりトリッキーなステージだった」

[ヒョンデ・モータースポーツ]
ヒョンデi20Nラリー1ハイブリッド

■クレイグ・ブリーン/総合2位(↓)

Hyundai Motorsport GmbH

「今朝をむかえることが重要だった。昨日は走行順について話題になったが、幸い今日はいいリズムを保つことができ、最初のループの内容には満足できた。日中サービスを迎えても、まだラリーをリードしていた。戦える気持ちを取り戻したことがうれしく、一秒一秒を大切に走った。残念ながら、午後2本目のかなり序盤でハイブリッドが効かなくなってしまった。なんとかループの残りも持ちこたえたので、ダメージは抑えられたと思う。少し残念だが、こんなこともある。明日はまた、万全の体制にしたい。残りの距離は少なくギャップは比較的大きいが、戦い続けていく。それでも、全体としてはここまでいい週末になっているので、できる限りいい形で締めくくらなくてはならない」

■ティエリー・ヌービル/総合3位(↑)

Hyundai Motorsport GmbH

「今日、一番の違いは走行順だ。グリップが良くなってからは、いい速さを出せるようになった。昨日はイベント前テストが少なかったことが影響したのかもしれないが、夜の間にセッティングを少しだけ変更して、クリーンな走りができた。昨日も間違いなくアタックしていたのだが、走行順の影響でタイムに結びつかなかっただけ。今日はベストタイムも何本かマークできたし、総合3番手に入ってきた。カッレとの激しい戦いは続くだろう。誰もあきらめたりはしないし、自分たちも持てる力のすべてを尽くす」

■エサペッカ・ラッピ/総合11位(↓)

Hyundai Motorsport GmbH

「午前見たように、最初の2本では張りあえるタイムが出せなかった。ループの最後はよくなったし、午後は間違いなくペースがよくなった。かなりクリーンに走り、もう少しプッシュできるかもしれないという手応えも感じた。タイヤマネジメントもうまくいき、基本的にはOK。終盤は雪壁でスタックし7分をロスしたのは痛かったね。その前のストレートでわずかに振動を感じていてタイヤに氷か何かが挟まっているのかと思ったが、タイヤがはがれていたようだ。最終コーナーへのアプローチでグリップがなくなった。マシンの下にたくさん雪があって、反対側のディッチにはまり簡単には抜け出せなかった。これで、明日の戦略を決めなくてはならなくなった。順位を上げるか、パワーステージでアタックするかだね」

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッド

■カッレ・ロバンペラ/総合4(↑)
「今日は激戦だった。最初のループはかなりうまくいった。マシンのフィーリングは完璧ではなかったが、それでもいいタイムを出せた。午後はあまり良くなかった。タイヤのプランで少し失敗したのだと思う。必ずしもライバルよりも摩耗が激しかったとは思わないが、みんなはステージごとにうまくローテーションしていたのだろう。自分たちは最後の2本でタイヤの状態が悪くなり、かなりタイムをロスした。でも、明日はまだ距離が残っているし、午前には新しいステージもある。1本目でいい走りを目指し、その後、どこまでできるかを考える」

■エルフィン・エバンス/総合5位(↓)

Toyota Gazoo Racing WRT

「今日は正直、自分たちには流れがなかった。今日もマシンに快適さを感じるのに苦戦したし、それはタイムにも表れていると思う。もちろん、午後のスピンでさらに後退してしまった。十分なだけの自信を持つことができないでいるので、ここまでは残念な週末になってしまっている。今のペースでは無理なので、明日はできることをやっていくだけ。少しでもポイントを獲得して、パワーステージでどこまでできるかだね」

■勝田貴元/総合40位(↑)

Toyota Gazoo Racing WRT

「今朝はまた走ることができて本当にうれしかったですし、マシンを完璧に直してくれたチームに感謝しています。見た目もフィーリングも新品のようで、昨日感じていたいい感覚が戻ってきました。唯一違っていたのは、自分たちの走行順です。最初のステージのコンディションはかなり難しく、スノーでは初めての経験でした。学ぶことが多く、コンディションがいい時はペースもかなり良かった。路面に雪が多く、自分でラインを作らなければならない時は、タイムをロスしていました。明日はパワーステージに集中し、ポイントを獲得できるようにプッシュしたいと思います」



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