ランチアが電動モビリティ時代に向けてロゴを一新、過去7代のロゴを振り返る – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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ランチアが電動モビリティ時代に向けてロゴを一新、過去7代のロゴを振り返る

©LANCIA

ランチアは、電動自動車時代に向けて新時代を象徴する新しいロゴを発表した。
「ランチアの新しい時代が、新しいロゴや明確なデザインのビジョンとともに始まる」と語るのはランチアのCEO、ルカ・ナポリターノ。
「新生ランチアの最初の車となる新型イプシロンに先駆けて、2024年から2028年の間に発売される車をインスパイアする立体的なマニフェストである形、彫刻、ランチアPu+Ra Zeroをご紹介する。過去と未来が連続的につながり、エレガンスと先鋭的な造形精神がバランスよく融合したアートワークだ」

「今日は、世界中のランチアファンを驚かせる、我々のルネッサンスの始まり。ランチアは再び、ヨーロッパのプレミアム市場において、魅力的で、尊敬され、信頼されるブランドとなるだろう。新しいランチアの始まりだ!」

116年の歴史の中で、これまでランチアのロゴは7つ存在するが、いずれもエレガンス、「グラフィックパワー」、洗練性など、ブランドのDNAに内在する独自の価値を共有してきた。そして今回、新しいロゴが登場。これは、ランチアの新しい時代のシンボルとなるもので、電動モビリティ時代に突入したことを示している。この新しいロゴは新型イプシロン、新型フラッグシップ、新型デルタに採用。2024年初頭までにイメージを一新するヨーロッパの販売店、およびオンラインとオフラインの両方を含むすべてのコミュニケーション活動に関わる、新しいコーポレート・アイデンティティの不可欠な要素となる。

主に、初代ランチア・フラミニアが登場した1957年のロゴにインスパイアを受けた新しいロゴは、色、素材、加工において、シンプルで純粋なグラフィックと貴重な要素が融合した、非常にクラシックな美学を持つ本格的なジュエリーを表現している。ブランドの新しいグラフィックコードを表現したアルミニウム製の新しいロゴは、「光に包まれた」もので、自動車産業で使用されている技術の成果であるだけでないことは、時計の文字盤の典型的な円形のブラッシングに示されていることからも見て取れる。

新しいランチアのロゴは、ホイール、旗、盾、槍、文字といった歴史的なロゴの特徴的な要素をすべて見直し、現代的に解釈して未来に投影した、プログレッシブ・クラシックと呼ばれるもの。こうした構成要素はすべて、ランチアの気高さと伝統の象徴であり、現在ではラインと形状の両方がシンプルになり、新しいバランスで配置され、非対称の槍が与える折衷的なタッチで革新、プレミアム、イタリアらしさを表現している。さらに新しくなった点は「LANCIA」の文字で、ブランドの歴史に最も深く関わるイタリアンエクセレンスのひとつである「ファッション」からインスピレーションを得たオリジナルフォントを採用。 ブランドの未来を示し、好ましく、永続的で、常にコンテンポラリーなロゴとしている。

LANCIA

新しいロゴの創作にあたり、ランチアのデザイナーチームは1世紀以上に渡って使われてきた7種類のロゴを研究。 1907年に発表されたシンプルでミニマルなロゴは、「ランチア」の名をイタリック体で表現し、ゴールドのカラーリングで当時のリバティスタイルと完全に調和している。

1907年 / LANCIA

1911年のロゴは、カルロ・ビスカレッティ・ディ・ルッフィア伯爵がデザインしたもので、4本スポークのステアリングホイール、ハンドスロットル、長方形の旗、槍の形のポールなど、何年の時を経ても変わらない要素がいくつか含まれている。その後、1929年のロゴは、三角形の盾がステアリングホイールの円を縁取り、普遍的な幾何学とグラフィックの純粋さを思い起こさせるデザインとなった。

1911年 / LANCIA

1929年 / LANCIA

次に、ミニマルな外観で有名な1957年のロゴ、そしてシンプルで洗練された1974年のロゴ、デザイナーのマッシモ・ヴィネッリが盾、ランス、ステアリング、フラッグをスタイル化した1981年のロゴ、最後に2007年に登場した現在のロゴと研究は続いた。

1957年 / LANCIA

1974年 / LANCIA

2000年 / LANCIA

2010年 / LANCIA



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