WRCサファリ:WRC3はマキシーン・ワホメが優勝、ケニア勢がポディウム独占 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCサファリ:WRC3はマキシーン・ワホメが優勝、ケニア勢がポディウム独占

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WRCサファリ・ラリーケニア(グラベル)、WRC3はマキシーン・ワホメ(フォード・フィエスタ・ラリー3)が優勝。ワホメは、ケニアの女性として初めてWRCのサポートカテゴリーで勝利を収めるという歴史を作った。

WRC3部門は最終日最初のSS14は、オリバー・ソルベルグ(ヒョンデi20 Nラリー1)のアクシデントにより赤旗が出たため、部門全車にノーショナルタイムが与えられた。26歳のワホメは残る5SSもトラブルなく走り切り、25分以上もの大差をつけて部門優勝を飾った。2位にはジェレミー・ワホメが続いた。また3位には、今季ジュニアWRCにも挑戦しているマクレー・キマチが入り、ケニア勢がポディウムを独占した。

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実はフィエスタ・ラリー3でグラベルを走るのは、今回が初めてだったというワホメ。
「自分の目標はとにかくこのマシンのことを学んで、1日ずつ速さを上げていくことだった」とフィニッシュでマホメは語った。
「このマシンに乗ったのは(ラリー前の)水曜日が初めて。いつもはスバル・インプレッサN12に乗っている。フィエスタ・ラリー3でテストを一度だけしたけど、ターマックだったので、サファリとはまったく違っていた」

誰もが一度はトラブルに見舞われるというサバイバルラリーとなる中、ワホメも金曜日は最終SSでエンジンコントロールユニットの故障に見舞われ望みは消えたかのように見えた。しかし、土曜日に再スタートすると、ライバルが混乱する中、トップに返り咲いた。

「最終日はもう大差がついていたから、速度を抑えて堅実にステージを走り切りながら、もっとこのマシンを学ぶことが使命だった」

最終日、唯一ワホメを脅かす存在だったのはハムザ・アンワール(フィエスタ・ラリー3)で、午前のループだけで2分半差を詰めたが、2SSを残したところでリタイアに追い込まれている。

WRCサファリ WRC3最終結果
1 M.ワホメ(フォード・フィエスタ・ラリー3)5:20:21.6
2 J.ワホメ(フォード・フィエスタ・ラリー3)+25:27.4
3 M.キマチ(フォード・フィエスタ・ラリー3)+35:37.7

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