マイケル・ヤングがAPRCモントレーにクスコ・レーシングのトヨタC-HRで参戦 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

マイケル・ヤングがAPRCモントレーにクスコ・レーシングのトヨタC-HRで参戦

©MIKE YOUNG MOTORSPORT

FIAアジア・パシフィックラリー選手権(APRC)の強豪ドライバー、ニュージーランドのマイケル・ヤングが、再び日本のラリーに登場する。6月10〜12日に群馬県富岡市を拠点に開催されるAPRC第2戦および全日本ラリー選手権第5戦モントレー(ターマック)に、クスコレーシングからトヨタC-HRで参戦する。ヤングが日本のラリーに参戦するのは、3年近くぶり。2019年のAPRCラリー北海道では、クスコ・レーシングからC-HRのデビューウインを飾っている。

2020年は、新型コロナウイルスの感染流行による海外渡航制限のため、拠点としていたオーストラリア西部のパースで西オーストラリア選手権の参戦にスイッチ。長年師事を仰いでいるスコット・ベックウィズをコ・ドライバーに迎え、元クスコ・レーシングのドライバーとしても活躍したディーン・ヘリッジ率いるマキシマム・モータースポーツがプリペアしたスバルWRX STIで参戦し、タイトル獲得を果たした。

2021年にはニュージーランドに戻り、ニュージーランドラリー選手権に参戦。今年もすでにオタゴラリーに参戦しているヤングは「地元のニュージーランドで参戦するのはとても楽しかった。特に南島のグラベルステージは素晴らしく、ラリードライバーにとっては夢のような存在だからね」と語っている。

ヤングが初めて日本のラリーに参戦したのは、2011年のラリー北海道。この時はクスコレーシングから2WDのプロトン・サトリアをドライブした。以来、10年近く、日本でのラリー参戦を続けてきたヤングにとって、今回のモントレーは地元に帰ってくるような気分だという。今回、コ・ドライバーは、通常パートナーを務めるマルコム・リードが参加できないため、エイミー・ハドソンが務める。現在21歳のハドソンは、普段はニュージーランドのスバルディーラーでサービスメカニックとして働いているという。

MIKE YOUNG MOTORSPORT

ニュージーランドでハドソンとテスト走行を行いコンビネーション強化に努めてきたヤングは「エイミーも自分も、日本に行くことをとても楽しみにしている。自分にとって、クスコのみんなとの再会はとても特別なもの。前回モントレーに参戦した時はグラベルラリーだったので、ターマックステージとなる今回、どうなるのかとても興味深いよ」

今回のモントレーには、現在全日本ラリー選手権でランキングトップに立つヘイキ・コバライネンがシュコダ・ファビアR5でAPRC部門にエントリー。今季の全日本で圧倒的な強さを見せつけているコバライネンと、長年APRCで戦い続けているヤングとの対決にも注目が集まる。



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