スバル/STI、SUBARU BRZ GT300のシェイクダウンを実施。井口卓人と山内英輝がステアリングを握る – RALLYPLUS.NET ラリープラス

スバル/STI、SUBARU BRZ GT300のシェイクダウンを実施。井口卓人と山内英輝がステアリングを握る

©Naoki Kobayashi

スバル/STIは、2月25日(金)に富士スピードウェイにて、SUPER GT GT300クラスに参戦するSUBARU BRZ GT300のシェイクダウンを行った。ステアリングを握ったのは井口卓人と山内英輝のふたり。

昨年、市販車のBRZのモデルチェンジにともない、スバルは新型をベースとしたBRZ GT300を投入し、悲願のGT300クラスチャンピオンを獲得した。昨年得られたノウハウをもとに、今シーズンのマシンはシーズン2連覇を目指して改良が施された。改良の目標とされたのは、ダウンフォースなど空力性能の向上とコーナリングスピードの向上、そして新型ECU導入によるEJ20エンジンのさらなる性能向上だ。マシンはチャンピオンの証であるゴールドのラインを新たに纏い、フロントフェンダーにも大きな変更が見受けられた。

チームを率いる小澤正弘総監督は「我々のクルマは曲線番長と呼ばれるほどコーナリングの速いクルマでしたので、そのままコーナリングでは負けないクルマ作りをしていきたいと考えています。エンジン出力に関してはトップスピードが課題ですが、同時に燃費改善も必要になってくるため、もともとWRCの頃から継続的に使っていたものから、新たなECUを導入しました。
WRCの場合は、とにかくレスポンスを良くすることが重要でした。たとえばトミ・マキネンなんかはスイッチのようにオンオフでいいんじゃないかと言われていたくらいの運転で(笑)。ですから、過渡の応答性を上げていくのが得意な制御だったんですが、その分だけ無駄な燃料を使ってしまっていました。今はどちらかと言うとコンベンショナルな制御に戻っているので、より詳細が詰めやすい。その精度を高めて、給油時間を1秒でも早くできるように詰めていきたいですね。
ほかにもダウンフォースを維持したまま空気抵抗を減らす開発を進めており、オフシーズンにフェンダーやカナードまわりなど、様々なパーツをテストしてきました。シャシーは、セットアップの精度をさらに高めることを目指し、シーズン後すぐにマシンを試験装置にかけ、サスペンションの評価、反省点の洗い出しなどを行ないました。サスペンションはタイヤも含めて改良できることがまだあるので、色々な想定からのアベレージを割り出して開発を進めています」と語った。

Naoki Kobayashi


ドライバーの井口卓人は「エンジンはECUが大きく変わりましたが、まだまだ合わせ込みが必要な段階です。できるだけ速さを引き出して戦いたいですね。今年鈴鹿で開催されると言われている長距離のレースは、得意なコースなのでチームの強みを武器に戦っていきたいです。今までのようにぶっちぎりで逃げるスタイルから、どの位置からもポイントを獲れるような強さを見せられるよう頑張りたいです」と語り、シーズンを通して一発の速さから決勝の強さにシフトしていきたいと意気込んだ。
チームメイトの山内も「まだまだ改善すべき点はありますが、良くない部分もすべて洗い出して性能を上げたいです。“勝って終わり”ではない、チャンピオンらしい責任感を出して頑張りたいです」と述べ、GT300最多ポールポジション獲得という高い目標も掲げた。

“全戦ポイント獲得”を目指し、ディフェンディングチャンピオンの戦いの幕が切られる。今シーズンは、まず3月12~13日に岡山国際サーキットで公式テストが行われ、開幕戦は4月16日~17日に同サーキットにて開催される。



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