ルノー初の4WDラリーカー、クリオ・ラリー3がまもなくテスト開始 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ルノー初の4WDラリーカー、クリオ・ラリー3がまもなくテスト開始

©FIAERC / Gregory Lenormand / DPPI

ルノーが、同社にとって初の4WDのラリーカーとなるクリオ・ラリー3のテストをまもなく開始する。完成すればルノーはラリー3、ラリー4、ラリー5と、FIAのラリーピラミッドの3カテゴリーをカバーすることになる。

ラリー3マシンは今季、WRC3とERC3の対象カテゴリーとなっているが、現在、実戦に登場しているのは、Mスポーツ・ポーランドが製作するフォード・フィエスタ・ラリー3のみ。クリオ・ラリー3の公認が取得できればライバル車となる見込みだ。

アルピーヌ・レーシングのコマーシャルレーシングディレクター、ブノワ・ノジエは「数週間のうちに最初のテストを行う。ご想像どおり、この新しいカテゴリーはまだまだ未知数だが、一生懸命に取り組んでいる。ルノーが、初めて4WDのラリーカーを製作するのはいいことだ。このマシンとフォードを比較するのは、非常に興味深いことになるだろう」と期待を明かしている。

クリオ・ラリー3が登場すればルノーは、エントリーモデルであるクリオ・ラリー5、その競技用バージョンであるクリオ・ラリー4からのステップアップを提供することになる。クリオ・ラリー4、クリオ・ラリー5はいずれもERCで活躍中。クリオ・ラリー5は2020年のラリーハンガリーでの実戦デビューでオーラ・ノーレがポディウムフィニッシュを飾っており、クリオ・ラリー4は2021年のERC3/ERC3ジュニアでジャン・バティスト・フランチェスキ(写真上)がダブルタイトルを獲得している。
(Graham Lister)

ルノー・クリオ・ラリー5
FIAERC / Bastien Roux / DPPI



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