eスポーツWRC、開幕戦ラリーモンテカルロで日本のKazunokotaが優勝 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

eスポーツWRC、開幕戦ラリーモンテカルロで日本のKazunokotaが優勝

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WRC公式のラリーゲーム最新作『WRC10 FIA世界ラリー選手権』を使用したeスポーツの世界選手権「2022年eスポーツWRC」は2月4〜7日、開幕戦のラリーモンテカルロが行われ、日本の強豪Kazunokotaが初戦を優勝で飾った。

この開幕戦は、WRC10に設定されているラリーモンテカルロのクラシックステージ2本による戦いとなり、まずAgnieres-en-Devoluyを行った後、夜間走行となるLa Bollene-Vesubieのリバースコースとなった。チームeRally Driversから参戦したKazunokotaは、マシンにトヨタ・ヤリスWRCをチョイス。いずれも過酷な両ステージで好走を披露し、最終的に2位のZeniou(NoGrip Rally Team)に3.369秒差をつけて優勝を手にした。

3位には、2021年のグランドファイナルで2位に入ったSami-Joeが5.186秒差でポディウム圏内に食い込んだ。2位のZeniouと3位のSami-Joeとは1.817秒という僅差。

ところがZeniouはその後、SS2タイムとリプレイデータのアップロードを怠ったため、1戦の出場停止処分に。しかし、サーバー上にある情報や提供された証拠に基づき、主催者はZeniouのラリーモンテカルロでの2位を確定させた。

2021年チャンピオン、フランスのNexiはチャージを見せたが上位3人を脅かすことはできず、宿敵のSami-Joeに2.508秒遅れのタイム。ヤリスを使用する常連ドライバー、Williams EsportsのBotti Jrがトップ5に入った。

eスポーツWRCで優勝経験もあるIzamusingは6位、個人参加のCrsedMickeyはIzamusingのRace Clutchのチームメイト、RC Kriimに1.148秒差をつけて続いた。Machinelvは9位に入り、初めてeスポーツWRCでトップ10フィニッシュ。Twisted-ridersのRaphiは、トップから15.013秒遅れのタイムだった。

チームズ選手権では、eRally DriversがKazunokotaの好パフォーマンスにより、Race Clutchに2ポイント差をつけて首位に立った。選手権初参加のTent Factory SimracersとVirtual Best Racingが24ポイントタイで並んでいる。

eスポーツWRCの第2戦は2月18〜21日、スウェーデンが行われる。

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