フル電動化の2022年世界RXにGCKがランチア・デルタ・インテグラーレベースのマシンで参戦 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

フル電動化の2022年世界RXにGCKがランチア・デルタ・インテグラーレベースのマシンで参戦

©Rallycross Promoter

フランスのGCK(Green Corp Konnection)モータースポーツは、シリーズがフル電動化となる2022年に、ラリー界の伝説的モデル、ランチア・デルタ・インテグラーレをベースとしたマシンで選手権に復帰することを発表した。

GCKモータースポーツは、世界フリーライディングチャンピオンから転身、ラリーやラリークロス、スタントドライバーとして活躍するゲラン・シシェリが立ち上げたチームで、世界ラリークロスには2018年から参戦している。以降、2020年まで、ルノー・メガーヌRSで、アンドレアス・バックラッド、アントン・マルクルンド、ライアム・ドーランをエントリーしてきたほか、シシェリ自身も参戦。ファイナルでポディウムに3回上がっている。

2022年、そのGCKのシリーズ復帰に使用するマシンとしてランチア・デルタ・インテグラーレに、GCK Exclusiv-eを後付けしたランチア・デルタEvo-eを設計、製造し、参戦に使用する。

デルタ・インテグラーレは1988〜1992年の間にWRCでマニュファクチャラーズタイトル5回、ドライバーズタイトル3回(ユハ・カンクネン、ミキ・ビアジオン)と計8冠を獲得するなど、モータースポーツ界で成功の代名詞的な存在のモデルだ。

現在、ヨーロッパで新たな量産モデルのデルタ・インテグラーレの導入が検討されている中、最もホットなイタリアン・ハッチが活動を再開し、世界RX初の電動シーズンとなる2022年にデビューを飾ることになった。

フル電動化となる2022年の世界RXは、最高峰クラスの全車にオーストリアのクライゼル・エレクトリック社が開発した最先端のRX1eキットが装着される。ツインモーターに供給される500kW(680bhp相当)の出力と、ペダルを踏むだけで得られる880Nmの瞬間トルクにより、これまで以上にオールラウンドなパフォーマンスを発揮し、F1にも並ぶ驚異的な加速を実現するスペクタクルなキットだ。

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GCKモータースポーツのほか、GCKエナジーも、世界RXに先駆けて2021年から電動シリーズとして展開しているRX2e選手権でグリーンエネルギーを供給しており、2022年も活動を続けていく。レース開催の週末は、太陽光エネルギーとグリーンエネルギーネットワークからのエネルギーを組み合わせ、レースの間に、専用コンテナから全マシンのバッテリーを充電するための電力を供給する。これにより、新世代の世界RXは、国際的なモータースポーツの中で最も環境に配慮したカテゴリーのひとつとなる。

シシェリは「GCKが、新たに電動シリーズとなる世界RXに復帰することに、大変ワクワクしている」とコメント。
「世界RXのレース形式は、電気自動車による最もスリリングなスポーツ・スペクタクルを実現するために最適な形。我々は、昔からの夢だったランチア・デルタ・インテグラーレを参戦マシンに選んだ。ラリーカーの最高峰であり、当時、間違いなく最も素晴らしいマシンであるとともに、現在でも非常に人気がある」

「GCKモータースポーツにとって忙しい一年になるし、チームのみんながこのチャレンジを楽しみにしている。現在、モータースポーツは大きな変革期を迎えており、その影響はあらゆる業界に及んでいる。この変化の中で自分たちの役目を果たすことは、毎日の自分たちのモチベーションを維持することでもある」

ラリークロスプロモーターのアルネ・ディルクスは「ゲラン・シシェリは、すべてにおいてパイオニアであり、彼が設立したチームもその精神を共有し、常に新境地を開拓することに尽力している」と称賛のコメントを寄せる。

「昨年末にGCKが世界RXから離れることを発表して以来、彼は常に “時が来れば、電動化の時代が来れば復帰する” と明確に話しており、我々はずっと前向きな話し合いを続けてきた。 ゲランは、世界の流れをしっかりと把握し、前進するためには適応しなければならないことを理解している。彼の未来志向のアプローチは、純粋にレトロな情熱によって支えられている。そのことは、2022年にGCKが選んだマシンにも表れている。自分は、世界中のラリーステージを制覇した壮大なランチア・デルタ・インテグラーレを見て育ってきたので、来シーズンの世界RXでデルタEvo-eの活躍を見ることが待ち切れない!」

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