WRCベルギー:勝田貴元/キートン・ウィリアムズ組に罰金 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCベルギー:勝田貴元/キートン・ウィリアムズ組に罰金

©Toyota Gazoo Racing WRT

WRCイープル・ラリーベルギーにトヨタ・ヤリスWRCで参戦した勝田貴元とキートン・ウィリアムズに、SS10でのアクシデント時にトラッキングデバイスで「OK」の通知を怠ったとして、罰金が科された。

勝田は競技2日目、総合6番手でSS10を走行中に高速でクラッシュ。マシンのダメージは大きく、この時点でリタイアとなった。WRCのスポーティングレギュレーション53条3項3は、SS上でストップした際にクルーが無事であれば、停車から60秒以内にトラッキングデバイスで「OK」の通知をすることが義務づけられているが、勝田とウィリアムズはこれを行わなかった。

審査委員会はチームの代表者を通じてこのことを勝田とウィリアムズに伝え、通知を忘れた以外の理由を主張することを希望するかと諮問。これに対しクルーにその要望はなく、勝田がプライオリティ1のドライバーであることも鑑みて、ラリーの審査委員会は勝田とウィリアムズの連帯責任として罰金2000ユーロ(約26万円)を科す裁定が下された。

勝田は今季ダニエル・バリットと組んでいるが、バリットが前戦エストニアで背中を負傷したため欠場。このベルギー戦はウィリアムズと組んでの参戦となっていた。勝田がウィリアムズと組んで実戦に参戦するのは今回が初めてだった。



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