マイケル・ヤング、母国ニュージーランドの国内選手権に参戦 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

マイケル・ヤング、母国ニュージーランドの国内選手権に参戦

 

クスコ・レーシングからAPRCに参戦するなど、日本のラリーファンにもおなじみのマイケル・ヤングが、近年拠点にしていた西オーストラリアから母国に帰国。今季のニュージーランドラリー選手権残り3戦に、APRC参戦でもコンビを組んだマルコム・リードと出場することになった。

ニュージーランドのSASからエントリーし、スバルWRX STIを駆る。6月13日にはセントラルオタゴラリーにテスト参戦した後、6月19日には、第3戦サウスカンタベリーラリーから本格始動。序盤テクニカルトラブルに見舞われ上位へのチャンスを失ったものの、最終ループで挽回を果たしカテゴリー1で4位、総合8位でのフィニッシュを果たした。

Mike Young Motorsport / Euan Cameron


「思うような滑り出しはできなかったが、序盤のエンジン不調をSASのチームスタッフは最初のサービスで必死に修復に挑んでくれた。午後もそのほかの小さなトラブルがいくつかあり、タイムをロスしてしまった」と悔しさを見せるヤング。
「でも、最後のステージはフルスピードを取り戻しトップ5タイムもマークするなど、自分たちとしてはまずまずのフィニッシュができた。それに、このイベントで160kmのステージを走り切ることができたので、次のイベントに向けてマシンを理解することができたし、チューニングも煮詰めることができる」

90台のエントリーを集めたこのイベントは、時速200kmを超える速度域と多数のブラインドクレストなど、難易度の高いラリー。コ・ドライバーが正確にペースノートをコールすることが不可欠といえる。今回も25台以上がリタイアを喫した。2013年からコンビを組むヤングとリードだが、ともにラリーに参戦したのは、2019年のAPRCチャイナラリー以来だった。

ヤングはこの後、7月24日のホークスベイラリー、9月4日のコロマンデルラリーとシリーズ最終2戦に挑む予定となっている。

なお、このサウスカンタベリーラリーでは、AP4仕様のヒュンダイi20で参戦したヘイデン・パッドンがシリーズ3連勝を収め、選手権首位に立っている。

NZRC第3戦サウスカンタベリーラリー 最終結果
1 H.パッドン(ヒュンダイi20 AP4) 1:22:09.8
2 B.ハント(スバルWRX STI) +3:25.9
3 R.ロス(フォード・フィエスタ R5) +6:19.2
4 Q.パルマー(三菱ランサーエボリューションV) +7:00.9
5 M.トール(三菱ミラージュ) +7:39.6
6 A.マーティン(スバルWRX STI) +8:31.7
7 W.マックル(三菱ランサーエボリューションX) +8:51.4
8 M.ヤング(スバルWRX STI) +9:06.3



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