【速報】WRCポルトガル:トヨタのエバンスが今季初優勝。勝田は自己最高位の4位獲得 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

【速報】WRCポルトガル:トヨタのエバンスが今季初優勝。勝田は自己最高位の4位獲得

©TOYOTA

WRC第4戦ポルトガルはすべての競技日程を終えて、トヨタのエルフィン・エバンスが今シーズン初勝利を飾った。2位にはスポット起用のダニ・ソルド、3位にはトヨタのセバスチャン・オジエが入っている。勝田貴元は自己最高位となる総合4位でフィニッシュした。

競技最終日に行われたのは、SS16〜SS20の5SS、49.47km。いずれのステージも10km前後と短いために、ミスを挽回するチャンスは少なくなる。特に10.7秒差で争われるエバンスとソルドの優勝戦線と、1.5秒差で戦われるオジエvs勝田の表彰台争いには大きな注目が集まった。

オープニングのSS16を制したのはエバンス。このSSだけでソルドに9.6秒差をつけるタイムで先手を獲ってみせた。これでエバンスが20.3秒のリードを築き、優勢に。オジエと勝田はいずれも慎重なアプローチをみせ、オジエがSS5番手、勝田がSS13番手でSS16をクリア。これでオジエと勝田の差は11.4秒に拡大している。続くSS17でもエバンスはベストタイムをマーク。ソルドもSS2番手タイムを刻むものの、1.4秒およばずに、ふたりの差はさらに拡大した。

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SS18は名物ジャンプのあるファフェ。ここでは再出走を果たしたヒュンダイのティエリー・ヌービルがベストタイム。同じく再出走組のオィット・タナックがSS2番手タイムをマークした。エバンスはSS3番手タイムでソルドとの差をさらに拡大することに成功している。

SS16の再走ステージとなるSS19では、手綱を緩めないエバンスがこの日3度目の一番時計。総合2番手につけるソルドとの差を着実に広げ、26.2秒のマージンをもって最終SSに臨む。一方、ヌービル、タナックはエバンスのタイムから30〜40秒ほど後方につけており、最終パワーステージに向けてタイヤを温存する構えを見せている。

そして迎えたSS20は、SS18の再走ステージ。WRC2勢からリバースオーダーでステージは進んでいく。ワールドラリーカー勢ではヌービル、トヨタのカッレ・ロバンペラ、タナックの再出走組からコースインだ。ヌービルがフィニッシュし、タイムは6分28秒8。SS18で自身が出したベストタイム(6分39秒2)よりも10秒以上速いタイムだ。これが以降のドライバーにとってのベンチマークとなる。3番目に走行したタナックはそのタイムをさらに1.6秒上まわり暫定SSトップに。スペアタイヤを搭載しないという賭けが見事に当たった形となった。

TOYOTA


そして走行は上位陣へと移っていく。まずは4番手の勝田がコースイン。勝田はリスクを避けた堅実な走りに徹してヤリスWRCをフィニッシュへと運び、自己最高位の4位以上を確定させた。続いてコースインしたオジエはヒュンダイのふたりに次ぐ暫定SS3番手タイムで3位以上を固めている。ソルドは暫定SS6番手タイムで走り切り、2位以上を確定。チームのエースふたりがリタイアする状況の中で、きっちりと仕事を果たしてみせた。そして最終走者となったエバンスはSS5番手タイムでフィニッシュを通過。それぞれの順位が確定し、エバンスはスコット・マーティンとともにヤリスWRCのルーフに上がり、高々と拳を突き上げた。

前戦クロアチアでは、パワーステージでのミスにより目前で勝利を失ったエバンス。今回がうれしいシーズン初優勝、キャリア4度目の勝利となった。上位オーダーは2位ソルド、3位オジエ、4位勝田。続く5位は最終日にチームメイトを逆転したMスポーツ・フォードのガス・グリーンスミス。6位にアドリアン・フルモーという順位になった。リタイアを喫したものの、再出走からパワーステージでベストタイムを獲得したタナックは5ポイント、ヌービルは4ポイントを持ち帰っている。

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ドライバーズランキングはオジエが79点でトップ、2番手に浮上したエバンスが77点、3番手にヌービルが57点で続く。マニュファクチャラーズランキングはトヨタ183点、ヒュンダイ146点、Mスポーツ・フォードが64点、ヒュンダイ2Cが28点となっている。

次戦は6月3日〜6日に開催されるラリーイタリア・サルディニア。地中海サルディニア島のグラベルロードを舞台に繰り広げられるラリーは、厳しい熱さがタイヤとマシン、ドライバーを試すタフな1戦だ。ホストタウンは島北部の港町、オルビア。ヒュンダイのダニ・ソルドが2019年、2020年と連覇を果たしている。

WRCポルトガル 暫定結果
1. E.エバンス(トヨタ・ヤリスWRC) 3:38:26.2
2. D.ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC) +28.3
3. S.オジエ(トヨタ・ヤリスWRC) +1:23.6
4. 勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC) +2:28.4
5. G.グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC) +4:52.7
6. A.フルモー(フォード・フィエスタWRC) +5:03.4
7. E.ラッピ(フォルクスワーゲン・ポロGTI R5) +9:37.2
8. T.スニネン(フォード・フィエスタ・ラリー2) +11:20.0
9. M.オストベルグ(シトロエンC3ラリー2) +12:01.5
10. N.グリアジン(フォルクスワーゲン・ポロGTI R5) +12:35.8



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