WRCクロアチア:WRC3はカエタン・カエタノビッチが優勝、シュコダが1-2 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCクロアチア:WRC3はカエタン・カエタノビッチが優勝、シュコダが1-2

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WRC第3戦ラリークロアチア(ターマック)、WRC3は、ポーランドの強豪カエタン・カエタノビッチ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo)が優勝。2021年を幸先よくスタートした。

2020年は選手権を3位で終えたカエタノビッチは、序盤からシトロエンC3ラリー2を駆るヨアン・ロッセルとのバトルを展開した。土曜日の午前中は首位が何度も入れ替わったが、非常にスリッパリーとなったSS11でロッセルがトップから後退。ロッセルは走行は続行したものの、ここで3分以上ものロスを喫してしまった。ライバルの戦線離脱で30秒以上の差を築いたカエタノビッチは、最終日に向けて慎重なアプローチを取り、キッチリと勝利をものにした。

「素晴らしい週末だったし、シーズンを完璧なかたちでスタートできた。すべてが思いどおりに進んだね。いいペースが出せたしマシンの動きもよく、大きなミスも避けることができたよ」とカエタノビッチ。

2位には同じマシンを駆るエミル・リンドホルムが入った。前戦のアークティックではクラッシュを喫してリードを失っていたが、今回はステージウインを3回マークし、カエタノビッチに続いた。

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一方、大きく後退していたロッセルは、その後、猛烈な勢いでリカバリーを見せポディウムフィニッシュを果たした。ドラマの連続となった週末を終え、ロッセルはチームメイトのニコラ・シャミンに12ポイント差をつけての選手権首位を堅守している。

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そのシャミンは4位、クリス・イングラムが5位に入った。イングラムは土曜日に3番手まで浮上していたが、SS18を走行中にコースオフ。スタックしてステアリングが曲がったことで、順位を下げてしまった。パラグアイ出身の若手ファブリツィオ・ザルディバールはイングラムから6分40秒5遅れの6位でラリーを終えた。

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一方、フォード・フィエスタ・ラリー2で参戦した昨年の全日本ラリーチャンピオン、新井大輝はクラス9番手を走行中、SS6でコースオフによりリタイアを喫している。

WRCクロアチア WRC3最終結果
1 K.カエタノビッチ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) 3:03:23.8
2 E.リンドホルム(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +1:14.6
3 Y.ロッセル(シトロエンC3 ラリー2) +2:41.4
4 N.シャミン(シトロエンC3 ラリー2) +3:04.6
5 C.イングラム(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +4:24.4
6 F.ザルディバール(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +11:04.9
7 J.ケフェルボック(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +12:52.1
8 M.ミーレ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +14:34.9



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