セバスチャン・オジエ、3マニュファクチャラーでのタイトル獲得は史上ふたり目 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

セバスチャン・オジエ、3マニュファクチャラーでのタイトル獲得は史上ふたり目

©Toyota Gazoo Racing WRC

最終戦ラリーモンツァ(ターマック、イタリア)を制して通算7度目となるドライバーズタイトルを獲得したセバスチャン・オジエ。過去3マニュファクチャラーでワールドタイトルを獲得したのは、オジエのほかには、ユハ・カンクネン(プジョー、ランチア、トヨタでタイトルを獲得)しかいない。

現在36歳のオジエは、これまでにフォルクスワーゲン、Mスポーツ・フォードでチャンピオンを経験し、今季、トヨタではチームメイトのエルフィン・エバンスを抑えて7度目のタイトルを獲得した。トヨタでドライバーズチャンピオンの座についたドライバーとしては、オジエは通算6人目となる。

「今回は、勝つしかない状況で迎えた」とオジエ。
「序盤は非常にタイトだったがプッシュを続け、プレッシャーを与え続けた。エルフィンに起きたことは自分たちのタイトルチャンスに大きな影響を与えた。同時に、今季見事な活躍を見せた彼のことを思うと気の毒でしかなかった。この7回目のタイトルは自分にとってだけでなく、チームとしての大きな成果でもある。彼らなしでは成し得なかった。本当にみんなに感謝している」

オジエは11月、2021年もトヨタに残留することを発表。これが現役最後のシーズンになると見られており、オジエにとってはWRカーでの参戦は12シーズン目を迎えることとなる。

トヨタが輩出したWRCドライバーチャンピオン
1990年 カルロス・サインツ(トヨタ・セリカGT-FOUR ST165)
1992年 カルロス・サインツ(トヨタ・セリカ・ターボ4WD ST185)
1993年 ユハ・カンクネン(トヨタ・セリカ・ターボ4WD ST185)
1994年 ディディエ・オリオール(トヨタ・セリカ・ターボ4WD ST185)
2019年 オィット・タナック(トヨタ・ヤリスWRC)
2020年 セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)
(Graham Lister)



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