【速報】WRCトルコ:波乱の競技最終日を生き残り、トヨタのエバンスが優勝 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

【速報】WRCトルコ:波乱の競技最終日を生き残り、トヨタのエバンスが優勝

©TOYOTA

WRC第5戦トルコはすべての競技を終えて、トヨタのエルフィン・エバンスが優勝、2位にヒュンダイのティエリー・ヌービル、3位に同じくヒュンダイのセバスチャン・ローブが入った。4番手にはトヨタのカッレ・ロバンペラ、5番手にはMスポーツ・フォードのガス・グリーンスミスが入っている。

この日行われたのはSS9〜SS12の計4SS。2SSを2度走行する88.74kmが戦いの舞台となる。オープニングのSS9/11は38.15kmと、ラリー最長のSS距離を誇る。前日最後のステージで同タイムの2番手タイとなったローブとオジエの対決に注目が集まった。

SS9のコンディションはドライ。しかし風はなく、再出走で先頭走者となったオィット・タナック以外は、ところにより濃霧のようなダストに悩まされることとなった。さらに上位陣にはパンクが多発。エサペッカ・ラッピ、カッレ・ロバンペラのほか、首位を争うセバスチャン・オジエ、ティエリー・ヌービルらがステージ中にタイヤ交換を余儀なくされた。加えてセバスチャン・ローブもパンクに見舞われたものの、タイムロス覚悟でそのままステージを走り切った。テーム・スニネンはサスペンションを破損してリタイアを喫している。

波乱のステージでベストタイムをマークしたのはエバンス。タイヤトラブルに見舞われた選手立ちを尻目に、一気に総合首位に躍り出た。後続は総合2番手にオジエ、3番手にヌービル、4番手オジエという結果になった。エバンスとオジエの差は46.9秒と開いているが、オジエとヌービルは0.8秒、ヌービルとローブは4.7秒。のこり3SSに向けて、いっそう緊張感の高まるタイム差となった。

HYUNDAI


続くSS10はヌービルがベストタイムをマーク。SS2番手にはローブがつける。総合順位に変化はなく、エバンス、ヌービル、オジエ、ローブという順で、ラリーは昼のサービスへ。午後のループに向けて、各車入念な整備を施し、最終セクションへと入っていった。

そしてSS9の再走となるSS11でも、大きなドラマが待っていた。先頭走者のタナックはペナルティ前提で出走順を後方にずらし、オジエの後、ローブとヌービルの前でコースイン。公言はされていないが、チームメイトのための砂利掻き役といったところだろう。タナックはその後コースがスムーズになる後半で停車、チームメイトふたりに道を譲ってから、パワーステージに向けてタイヤを温存したペースで再び走りはじめた。このSSでは、16.7km地点でオジエがエンジントラブルによりマシンをストップ。戦線離脱を余儀なくされてしまった。パワーステージも走れずノーポイントに終わるというのは痛いところだ。このSSでベストタイムをマークしたのはヌービル。しかしオジエのリタイアによって、実質的な上位争いはこれでほぼ固まってしまったと言えるだろう。総合首位エバンスと2番手ヌービルは36.9秒差、ヌービルと3番手ローブは18.6秒差あり、ローブと4番手ロバンペラは1分40秒4という大きな差がついている。

M-SPORT


最終SSのパワーステージはSS10の再走。ここでヌービルは渾身の走りを見せ、ベストタイムをマークしてボーナスポイント5点を加算することに成功している。すべてのSSを終えて、エバンスは第2戦スウェーデンに次ぐシーズン2勝目。キャリア通算3勝目を獲得した。2位はヌービル、3位にローブとヒュンダイ勢が続く格好となった。ローブにとっては昨年の第6戦チリ以来の表彰台。4位にはロバンペラが入り、5位のグリーンスミスはキャリア最上位をマークした。

この結果、ドライバーズ選手権はエバンス(97点)がトップに立ち、2番手にオジエ(79点)、3番手にタナク(70点)。タナックと同点の4番手にはロバンペラ(70点)、ヌービル(65点)は5番手。タイトル争いの行方はさらに混沌としていきそうだ。マニュファクチャラーズ選手権ではトヨタが174点で首位を守り、ヒュンダイ(165点)との差を9点とした。

次戦は10月8日〜11日に開催される第6戦イタリア。サルディニア島に舞台を移してのラフグラベル連戦となる。現時点では3日間で18SS、SS距離は264.26kmが予定されている。

WRCトルコ 暫定結果
1. E.エバンス(トヨタ・ヤリスWRC) 2:43:02.7
2. T.ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC) +35.2
3. S.ローブ(ヒュンダイi20クーペWRC) +59.4
4. K.ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC) +2:35.9
5. G.グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC) +4:08.3
6. E.ラッピ(フォード・フィエスタWRC) +5:36.2
7. K.カエタノビッチ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +12:35.5
8. P.ティデマンド(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +12:59.7
9. A.フルモー(フォード・フィエスタ・ラリー2) +14:42.6
10. M.ブラシア(シトロエンC3 R5) +14:46.4

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