第9戦ドイツ:デイ1はローブ、オジエの1-2体制 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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第9戦ドイツ:デイ1はローブ、オジエの1-2体制

 

 デイ1は8月19日にトリアーの周辺で合計6本のSSが行なわれた。ブドウ畑の中を縫うようにして走るツイスティな狭路が中心となる。タイヤコンパウンドの選択が結果的に勝負に大きな影響を及ぼすことになった。

 SS1でベストタイムを刻んだのは、ヤリ‐マティ・ラトバラ。フィエスタRS WRCのターマックでのスピードに自信を抱いていたフォードにとっては、これ以上はないほど理想的な出だしといえる。
 しかし、SS2では空模様が急激に悪化。序盤こそドライが保たれたが、最後はハイドロプレーニングが起こるほどのヘビーウエットとなり、ソフトを選んだセバスチャン・オジエがベスト、0.8秒差でセバスチャン・ローブ、そこから30.8秒と大きく遅れてミッコ・ヒルボネンが3番手タイムを刻んだ。その結果オジエがトップに立ち、2位ローブ、3位ヒルボネン、4位ラトバラとポジションが大きく動いた。

 午後のループステージは、ほぼドライコンディションに。挽回が期待されていたラトバラだが、SS4でエンジントラブルが発生。ラトバラはエンジンがバラついた3気筒の状態でSS5、SS6も走行し完全にトップ争いから脱落してしまった。

 デイ1は最終的にローブが2位オジエに7.4秒差を築いて首位をキープ。手負いの3位ヒルボネンはオジエに1分11秒という大差をつけられてしまう。ヒルボネンの21.9秒後方、4位にはMINIのソルド。総合5位にはチームメイトのクリス・ミークが入った。MINIのターマックでのスピードは予想以上であり、シェイクダウンの時からエンジンのパワー不足をうったえていた6位ペター・ソルベルグを上まわる順位にMINI陣営には明るいムードが漂った。

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