第10戦オーストラリア:デイ1早々にシトロエン勢が番狂わせ! – RALLYPLUS.NET ラリープラス

第10戦オーストラリア:デイ1早々にシトロエン勢が番狂わせ!

 

 ラリーオーストラリアのデイ1は、コフスハーバーの北西エリアに広がる3本のステージをループする計6SSと、コフスハーバーでのスーパーSS2本の合計8ステージ。天気予報は日中の降雨を予想。路面は夜のうちに降った雨でかなり湿っていた。

 有利な条件に恵まれたローブはSS3でベストタイムをマーク。2番手タイムのオジエを抜き総合トップに立った。しかし、続くSS4でペースノートの指示を聞き落としDS3 WRCは5回転。デイリタイアとなり、早々に優勝争いから脱落した。

 チームメイトにして選手権最大のライバルが消えたことで、オジエには優勝のビッグチャンスが到来した。SS4終了時点でオジエは首位に浮上しSS5でも首位をキープ。しかし、昼のサービスをはさんで始まったSS6でなんとコースアウト。1kmほど走り続けたが、ラジエターの破損で水温が上昇したためデイリタイアを決めた。

 シトロエンの2台が消えたことでラリーはフォードのものとなった。ヒルボネンがトップに立つ。SS7ではヒルボネンが、SS8ではラトバラがベストタイムをマークし、デイ1最後のスーパーSSでもフォードのふたりがベストタイムを分けあった。

 リタイアが続出したことでデイ1を無事に走りきったWRカーの数はわずか6台。久しぶりにラリーリーダーとなったヒルボネンは「とにかく大変な1日で走っていて楽しいとは思えなかった。デイ2でもこの順位を守れるようがんばるよ」と、コメント。開幕戦以来となる優勝に向けて気持ちを引き締めた。



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